昨夜、夜半過ぎから雷雨が断続的に続くバリ島南部ブキットエリア。
今朝も定時に起床して準備していたのだが、出勤時にちょうど雷雲通過が重なったので半時間程の自宅待機を余儀なくされる。
どうせ波乗りだ、別に雨天は気にしないが雷は別だ。
遮るもののないあの広大な海岸線、沖合1㎞で落雷でも喰らったらまず助かるチャンスは無いだろう。(その代わりに海亀かサメの餌くらいにはなれると我々は踏んでいる)

熱帯性気候特有の雨の降り方なのか? 時に雷を伴い非常に激しく降るが大概、それは短時間で終わる。それが過ぎれば嘘のように晴れ上がる。

現場到着は午前6時過ぎ。
予報通りと言うか低潮位の為せる業か? うねりが消えている。。
2-3ft、モーニング・シックネス、無風無音で無人だ。
相棒と顔を見合わせて、どうするか? としばし思案する。
暫く逡巡した後、本日はGOで明日はNoGoで意見が一致。。
3日後に控えた次の力強いうねりに備えることにする。

南国でのサーフィン。耳障りは非常によろしいが。。一般に想像するほど心地良くも楽でもない

ここのところ1週間連続で入水しているので、身体的ダメージは蓄積している。
次の一週間が続く前に休息を入れるのがベターだ。
以前、若さに任せて19日間連続入水したことがある。
最後はもう惰性と義務感と意地だけのまるで仕事をしているかの様。。
結果は水分と体脂肪、その他を合わせて体重の10%近くを失い、行きついた先は病院だった。

火曜日から水曜日にかけて強力な次のウネリが襲来すると出ている。 surfforecast.com より引用

そしてラインナップに到着する。
昨日と打って変わり、2-3ftの非力なウネリだ。
そしてサイズが落ちたことによる混雑が始まる前に手っ取り早く終わらせようと、お誂え向きの波を追い掛け回す。
30分ほどで6本を叩き出して、技術的なアジャストメントを済ませ満足し相棒に合図を送る。
この時点で午前7時半、朝一のクロワッサンとラージ・カプチーノの時間だ。

早々と切り上げたセッション。天気は快晴で陽光が眩しいが気分は爽快。波は穏やかで後発隊の知人が父と娘の絵に書いたようなセッションに出向くのを微笑ましく眺める。これも幸せの一つの形なのだろう。。

しばし波乗りを頭から追い出して改めて辺りを見回してみると、其処にはバリ島の平和な日常の穏やかな時間が流れている。。
ボーっとそれに埋もれてみるのも悪くないかもしれない。