昨日の事だが、海で驚く噂を聞いた。
長らくバリ島でかつてのトレンディースポットとして君臨していたスミニャク・エリアのアイコン的スーパーのビンタンスーパーマーケットが全焼したとのこと。
その場でネット上で確認するとやはり出ている。
これはと想い、波も大したことが無かったので現場に赴いて観た。

無残に焼けただれたビンタンスーパーマーケット。隣接する建物も何棟か?まとめて全焼している

あれー。。。やっぱり逝っちゃってる・・
棟続きの建物を含めて、一画全てが無残にも。。
さぞかし、大きな火災だったのだろう。。
バリ島に長く滞在すれば、驚くほどの事ではない火災なのだが。。
何故?こうも儲かっているような良店舗が、こうもことごとく燃えるのだろうか?
と、誰しも一度は想ったことが有るだろう。。社会整備や技術が先進国レベルには達していない第3世界のこの地。
毎回、全焼してしまえば理由も真相も文字通り灰に帰してしまい、それらは闇の中だが。。
良店舗が燃えるたびに周辺に囁かれる黒い噂がある。やれ、地権者とトラブルがあったらしい。
または地元マフィア、官憲との内紛。。
それか事業がらみの資金繰り関連など。。
老朽化した建物のリニューアルを目論んで、保険目当ての放火なんてのもよく囁かれる噂だ。
それら理由の如何を問わず、結果は火を付けられて。。。と言うものだ。

地元庶民、観光客の両方に親しまれたビンタンストア。バリを訪れたことのある人なら、一度は利用した事もあるのでは? 商品構成は非常に多岐にわたり、在住者にとっても便利なストアだったのだが。。告知によると火災は1月16日だったとあり、、新店舗による復活再開を明らかにしている

全損してしまえば、今更原因究明などさして重要ではなくなるこの地。
人為的な原因でなければ、大方、電気配線による失火でカタが付くだろう。。
実際、電気関係による失火は嘘のように多い。。
数年前、ウルワツで独りで快調に波に乗っていたら、いきなり丘が燃えだして焦ったこともあったな。
その時は、営業中の宿泊施設から焼け出された気の毒なホリデーメーカー達を見て、何とも哀れで同情を禁じ得ない想いに首を横に振った記憶がある。

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いずれにせよ、この手の問題に対して一旅行者に出来ることは何もない。
最近では、4層以上の建築不可だった筈のバリ島の建築レギュレーションがどうなったのかは知らないが、エレベータが敷設されているホテルなども多い。
そのような施設利用時には、避難路の確認と所持品の管理に気を配る位は行うべきだろう。
何せナンでもよく燃えるのだ!バリ島では。。
そして、一度火が付いて燃え上ってしまうとまともに消せることは少ない。
防火設備など、有って無いようなもの。
建築基準も然り。
一度など、ようやく導入された消防車は細い路地に阻まれ現場到達が不能、しかも統一された地図すら存在しないのか? 複数の消防車が現場目指してアッチコッチの右往左往。。笑

皆さん、悪いことは言わない。。
バリ島にお越しの際は、自身の頭の片隅に火災時の対応を決めておくことを薦めます。
バリ島ではよく燃えるものは多い。。
巷では、建物は勿論、、車両や電気配線、電化製品なんやらもよく火が出る。
それと、、そうだな毎月のクレジットカードの請求書なんかも燃え上ることも多く。。
また燃え易い南国の恋心や、夕陽なんかも。。よく燃えているようだ。。

ムード満点のインド洋に沈むバリ島西岸の夕陽。本当に息をのむほど美しい。。

ビンタンストアからほど近いスミニャックビーチの落日シーン。乾期ならほぼ、毎日このようなシーンに遭遇できる。パタヤビーチ同様に、非常に多くの人々がビーチに繰り出し。。。色々と燃えるモノもあるみたいだ。。。