裏の顔はさて置き、、パタヤは依然として海が売り物の国際ビーチリゾートであるのは、ご存知の通り。
苦笑するほかないが、あくまでも表向きの話だ。

パタヤビーチロードからの風景を上手く切取ればこんな感じだが、実際のところパタヤは、あらゆる都市問題が内在する典型的な中規模都市と言えるだろう。ただ、それが海岸沿いにあるだけだ。

パタヤ市当局が、ここ2年程の時間と莫大な予算をかけて行った養浜工事も無事終わり、何とかビーチらしきものは出来ている。。

所々、いまだ大規模工事の名残が残るが。。大体、工事は完了して出来上がっているらしい。

いくらの予算が掛かったかは別にして、浸食が進んでほぼ皆無だった砂浜を、短時間でここまでに持ってきたパタヤ市の努力は認める。。が、果たしてこの状態がいつまで持つのやら⁇ 知っているのはパタヤのビックブッダくらいだろう。。

今回は、ビーチリゾートと言う触れ込みに惹かれ、パタヤへ来てしまった哀れな海水浴客派の貴方に、少しでも手軽にビーチリゾート気分を味わって頂けないかと考えてみた。

ナクルア・ソイ18の末端より、ウオンガマットビーチをその南端から望む。

誤解しないでほしいのだが、タイ王国は素晴らしい海岸が未だ数多く現存するビーチの宝庫だ。
パタヤの沖合に浮かぶラン島のように足を延ばせば美しいビーチは至る所にある。 (ただ、パタヤには無いだけだ。)

少しはマシなパタヤ近郊バンサレイ・ビーチの前記事はこちら

ただ、パタヤに来るのはビーチだけでないのは私も充分に判っている。。
だからパタヤ市内にステイしつつ、少しでものんびりとビーチ気分を満喫する方法をお教えしよう。目指すはパタヤメインビーチの北隣に延びるナクルアビーチ、またその北へ延びるウオンガマットビーチエリアだ。

ナクルアエリアは、広義ではパタヤ市の一部だがノースパタヤから北へ広がる静かで落ち着いた隣町エリア。
元来、勝手を知った中長期滞在者や在住ファランが多く棲む中高級エリアだったのだが、大ゲームチェンジャーのターミナル21パタヤが開業し状況に変化の兆しが。。

静かで落ち着いた雰囲気だったノースパタヤだが、ターミナル21の開業後に一変し、今では殆どパタヤの新しい中心地的存在に躍り出てしまった

そのナクルアエリアにある海岸線が、今のところ開発から取り残されて良い具合に寂れていて、(同時に多少汚れているが。。この問題はどうしようもないのでマイペンライ!)見方によってはローカルビーチらしい雰囲気を味わえるって寸法なのだ。

平日の昼間などは、ほぼ無人だったり、慣れた在住ファランがビールと本を片手に優雅に過ごしていたり。。

私のパタヤで一番気に入っているジョギングコースでもあり。。タイ湾に沈む夕焼け絶景スポットでもある。

または仕事さぼりのローカルドライバー達が佇んで居たり。。またはビキニ美女がに思い思いの格好でプライベートを楽しんでいたりと。。

直線距離で、1.5km程か?寂れて打ち捨てられたような海岸線が残っていて、それがまた自然な感じでいい具合だと想う。
週末になるとローカル地元民や周囲のコンドやホテルなどに滞在する西洋人たちが好んで繰り出してくる。
所々にそれらを見越したビーチチェア、ケイタリング、マッサージなどのビジネスも多少ある。。

当初は開発の意図もあったように見える箇所も多々あるが。。どうやら不完全に終わったようだ。。だが、またそれが逆に良かったのかもしれない。。

素朴な海の家的な施設も。。テーブル、サンベット、シャワーに冷えたビール。。それだけでもいいよな。。後は要らないって向きにピッタリな感じ。。

ただ近年、此処にも時代の変化が。。長らく発展から取り残された海岸線だったのだが、、これもSNSの影響か?中華系やロシア系観光客がこぞって姿を見せるようになってきた。

ただ、彼らは海水自体には興味を示さない、第一の関心ごとはセルフィーやインスタ映えらしく、彼らが飽きずに精力的に写真を撮り続けるのを見ていると結構楽しい。

此処には、多くの物売りや騒音などに煩わされないビーチ本来の静かな時間が流れている

こんな楽しみ方や。。

こんなことも。。出来るのは寂れた感じのこのビーチならでは。。

勿論、定番のこんな過ごし方もまた良いだろう。。リラックスする為の場所選びは、タイの犬に聞くのが一番良い。彼らはとっておきの場所を幾つも知っている達人。。達犬か。。きっとおあつらえ向きの場所に連れて行ってくれることだろう。

肝心なアクセス方法は、ナクルアロードのソイ18、20,22の行き止まりから海岸に直接降りることが出来る。

アクセスはナクルアロードからは距離があるので、ソンテウかバイタクが良いだろう。自分のバイクを使うならバイク駐車に問題は無いが最低限の注意を払ってほしい

ソイ18,20,22のどれを使ってもこのような細道で海岸にアクセスできる。車両も停められるが貴重品などを残すのは愚かだ。

特にナクルアソイ18からのアクセスは、有名なシーサイド海鮮レストラン脇からになり、同時に隣りの整備の行き届いたウオンガマットビーチの南端にもなるので便利だ。

また、一番簡単なアクセス方法がある。
養浜工事終了時から可能になった方法で、今では目ざとく冒険心の旺盛な観光客がパタヤビーチから海岸伝いに伝わって訪れて来ている。
途中、岩場を越える箇所があり満潮時は少々スリリングだが、注意すれば平気だろう。

満潮時にはこの通りだが、デュシットタニ・ホテルの敷地の真下の岩場の通過すると、向こうはそのままパタヤビーチに接続する

とまあ、こんな感じの寂れたビーチが、実はパタヤビーチから徒歩圏内に存在するのだ。。
折角、訪れたビーチリゾートだが、さらに遠出はしたくないがビーチらしきこともしてみたいというのなら手軽な選択肢になるだろう。

そう思うのは私だけではないらしく、最近メディアによく出るCape Dara Resortや、その隣にLKエメラルドResortホテルなども新規開業していて、更に付近に複数のコンドミニアムが現在建築中だ。

水質は保証できないが、最低でも散歩コース位にはなるだろう。
良かったらぜひ使ってみて欲しい。