一年中温暖な常夏の東南アジア。
(最近では夏季の我が母国の方が遥かに暑いことが多いが。。)

ビジネスやフォーマル用途でない限り革靴や長ズボンの着用はナンセンス。
普段履きでもスポーツシューズではちょっと暑く、ちゃんと管理しないと不衛生になってしまい、第一に足の健康にも悪いだろう。

タイの有力サンダルブランドのADDA。一時期、かなりな飽和状態になったウレタンフォームサンダルだが。アダの品質は廉価版のそれとは一線を画す

そこでサンダル、スリッパ、草履と相成る訳だ。
ここではそれら総して単にサンダルと言おう。それでサンダルと言っても、それには色々な形態やニーズがあり、人の好みも千差万別だろう。
簡単に履けて歩き易く、雨季がある東南アジアなので水濡れにも強くて、且つ丈夫で軽くて、、等々。
特にインフラ道路事情が不完全で、到底安全とは言い難い東南アジアだ。

バリ島での圧巻の仕上がりの歩道。夜間はよほど注意して歩かないと想わぬケガを招きかねない

ある程度のつま先や足の保護機能もないと。。
バイク運転者などは特に!
草履を履いてバイクでコケたりすると、大概つま先や足などに酷い外傷を負う事になる。

私は東南アジアに足を踏み入れて以来、ずっとこの手のつま先が覆われるサンダルを愛用し続けている

そのサンダルだが、実際のニーズがそうさせるのか?東南アジアではおしなべてどこも商品構成は本当に充実している。
低層価格帯から遥かな高層価格帯まで分厚く豊富なセレクションがある。
それでだ! ならどこで買うか? 色々と有るにはあるがこれが思うほど意外に簡単ではないのだ。
人間欲するものも、足のサイズもさして変わらないのが常。
良いなと思ったものに限り、お目当てのサイズが無かったりして。。
折角見つけたモデルを不本意なサイズで妥協せざるを得なかったり、ありふれるサンダル如きに文字通り足を棒のようにして探しまわる羽目になったりと。。。

また前置きが長くなったので要点に入ろう。
ここ4,5年程か?利用しているソイ・ブッカオ火金市場に隣接しているサンダル問屋を紹介する。
所在は以前紹介した有名ローカルカフェのBenjamit coffeeの隣にあり、一目見れば一目瞭然、圧倒的な在庫量で店内はサンダルだらけ。

前記事のBenjamit coffee and Roasterはこちら

 前回訪れた時に、日本語を解する若い女性が居たのは気付いては居たのだが、今回話し込んでみて少し追加情報を耳にしたので挙げることにする。

前述の理由で地元サンダルブランドADDAのつま先を覆うウレタンフォームモデルのアップデートが必要だったのだが、ウレタンフォームサンダルは既に下火アイテムでメーカー品も絶品状態。
前回、この店でもう在庫限りと言われていたお目当てモデルに出来るだけ近い物を漁りに来てみると。。

彼女は当店の看板娘だった。店名も彼女の名から命名され、開業も彼女の生誕と同じ20年前だと言う。。

見覚えのある控えめな若い娘さんが応対してくださった。
手早くこちらの希望を伝えると、、さっと店の奥から適正サイズの該当モデルを引っ張り出してくれて。。
ハイ、あったよ、これでしょ?と日本語で。

お主、やるなと。。改めて経緯を訊いてみたら。。
長年、日本語を勉強してきて神戸に2年ほど留学、在住勤務経験もあると言う。
そして生まれも育ちもこの地パタヤ、、20年ほど前に両親がこのサンダル店を開業して店と娘にTidaと命名したという。
当初は小さなサンダル店だったが次第に軌道に乗り始め成長、今では卸もやる問屋店だとだいう。
生い立ちを共にした彼女も、このどえらい国際都市パタヤで成長を重ねて国際的感覚を身に着け、日英語を操る複数文化併用者になり今に至っているという。

店内はサンダルで埋め尽くされて隙間もない。周囲の個人事業者も買い付けに来ていた。逆に店内に該当品が無い時は、こちらのリクエストに応えるべく店外の何処かからか魔法のように希望アイテムを持ってくる離れ技も。恐らく地域で商品の融通を効かせているのだろう。彼らはこの地で伊達に商売を20年以上続けているのではないらしい。ただの草履屋とは言え彼らは優秀だ。

そんな看板娘の彼女の現在の悩みは、あんなに一生懸命頑張って身につけた日本語も帰省し家業を手伝っている身ではあまり使う機会が無いらしく。。
忘れてしまいそうだと危惧していることらしい。
2010年代に入り世界で攻勢を強めている中国人観光客は嫌でも目に付くが、彼らローカルの眼には控えめな邦人観光客は目立たないらしい。

日本人はなんでタイやパタヤに来ないの?と逆に質問されることに。。
いや、、来てるから!沢山。。それ以上に中印観光客がパタヤに押し寄せて、単に数に埋もれて劣勢に立たされているだけだ。
1980-90年代に栄華を極めたジャパンマネーも今は見るも無残な、、兵どもの夢のナントやらだ。そんな看板娘のいる地元サンダル問屋だが、ブッカオ火曜金曜市場に寄ったついでにでも覗いてみては如何だろうか?

Web上からの引用画像。

何時だったかセンセーショナルに登場した魚サンダルのバラマキ土産用大人買いにもズタ袋一杯の在庫を見せられ度肝を抜かれた。
膨大な在庫量があるサンダル問屋だ。
きっとお目当ての物が見つかるチャンスは他よりはある筈だ。