サイズもボリュームもパタヤ中心部と比べれば、幾分大人しいジェムティエンエリア。
観光客受け入れ業種は充分に存在するが、、ちょっと慣れてくるとレストランばかりで食べているのも当然の如く、馬鹿馬鹿しくなってくる。

かと言って、私の様にタイ語を解さないと、(繰り返すが私はダメだ!)
完全なローカル向け食堂やストリートフードは少しハードルが高い。なんかこう、、ローカルっぽくて、ローカルにも利用されつつ、同時に外国人慣れしてるトコが良いんだよな! 要するに。。笑
その昔、どこかの有名な行動心理学者が言ったことがある。
我々は、自分が何をやりたいかサッパリ解ってはいないと。

良く売る裕福な。。らしいが馬鹿にしてはいけない。我が祖国に溢れるヘンテコな英語表記だって目を覆いたくなる物がテンコ盛りだ。

我が愛するタイ王国が観光客を積極的に受け入れ始める前は、全てがそれはそれは本当に強いタイ色だったのだ。(当然だ!)
それが国策として、観光産業を推進し、同時に国際化(主に西洋近代化だが)を、長年にわたり推し進めてきたタイ王国。丸々、一世代を要した国民の弛まない努力の末、今では首都バンコクを始め国内各主要観光都市では公用語は英語、表記は多言語対応、国民の食習慣まで西洋化をやってのけ、表面的とは言え、国際都市として様変わり。

(今では激甘タイ珈琲はすっかり身を潜め、彼らはエスプレッソ、カプチーノを好んでいるのは、異論を差し挟む余地もない事実だろう)

それなのに、、なんだ? 今となってはその逆がいいと? 今更か?
親愛なるタイ王国国民よ、、誠に心苦しいが、そうなのだ! 折角、我々に歩み寄ってくれたのは判るが。
どっちかって言うと、今では我々があなた方に歩み寄りたいのだ。。ちょっとだけな! やってる気にさえ成れればいいんだげど。。笑

(西洋によく散見されるアジア、禅、仏教、ヨガ、ブッダの類の、東洋的思想に傾注崇拝する態度の一つと同様、、と言っても良いだろうな)話を元に戻すと、、そんなローカルっぽくても部外者にも優しく、お財布にも優しい、そんなニーズを満たせるピッタリな場所がジョムティエンにも、幾つか有ったのだ。
もっとも有名なのは、テパーシット・パタヤウイークエンドマーケットだが生憎、そこは文字通りウイークエンドにしか開いていない。

テパーシットウイークエンドマーケットの前記事はこちら

今回は別の物件で、そこは毎晩午後5時から遅くまで(10-11時頃まで)開いている。名称は、ジョムティエン・ナイトマーケットで、所在はジョムティエン・ビーチロードのソイ9手前。
ジョムティエン・ビーチの起点、タップラヤロードが海岸に当たる所から約1km程そのまま南下した場所にある。
流しのソンテウを捕まえれば5分とかからないで着くだろう。
ていうか、夕方のその時間にジョムティエン・ビーチでソンテウに乗る人は、老若男女、国籍人種出自を問わず、大体、みんな同地を目指す。笑晴れていればタイ湾に沈む落日のシーンが無料で着いてくるって寸法にもなっている。
肝心の内部はと言うと、ちょうどソイ・ブッカオ常設市場ほどの質サイズで、価格も同程度のレベル。(ものによっては若干安いものもある)

お馴染みジュース類。最近、パタヤ市内では一杯50バーツに値上がったが、ここジョムティエンでは30バーツとかって言ってた気がする。

ながらく手をつけなかったサバの蒸し焼き。だってサバだよ!外気に長時間晒されて居そうで。。青魚で当たる事を想うと。。しかし、昨年のプーケットで初めて手を付けて以来、病みつきになり、今ではすっかり好物だ。香ばしく厚い魚肉の感触、青魚特有の臭みが全く感じられない優れた調理方法。(アンダマン海に面したプーケットだから良いと想った短絡的な判断だったのだが、結果はオーケー。汚いパタヤ湾のでも平気だけど、、いまのところは。。)

サバの香草包み焼はブッカオ市場では一本40バーツだったが、何故かここでは70-80バーツの設定で、これだけが目に付く大きな違いで、後は大体、似たり寄ったりだ。

お約束な土産物、衣料品、民芸品の類の店もあるが、特に目新しいものはない。

多少、独創性のあるアイテムもあり、海鮮系もパタヤ市内よりかは充実、ローカルも盛んに食べていく価格設定で、衛生的にも問題は無さそう。
(個人的に何度も利用しているが、今のところ問題は起きていない)

何よりも、ジョムティエンに滞在するのなら是非とも知っておきたい物件であることは確かだ。
しかし、(勘違いかもしれないが)我が同胞の間ではさほど知名度がある様には見えなかったので、挙げてみた次第だ。

関連性がよく判らない風車と幸福そうな羊の群れのオブジェが目印だ。。タイでは、それもよくあることだ。

夕方の海岸通りは、歩いているだけでも気持ちが良い。
夕陽が映える景色、そこに安くて旨い飯がある。
私には、行かない理由は想いつかない。