今更ながら、都内でも異国っぽいとされるスポットの一つとして定着しているアメ横に行ってみた。
海外生活の長い私がろくに知りもしない物件について書くのは躊躇してしまうが、考えてみれば東京もれっきとしたアジアの範疇に含まれるし、自身の知見と理解、記憶と記録の為にもやってみる事にした。
うーん、他のアジア諸国の市場の様な雑然とした雰囲気は無く、雑多だがどこか整然としていて、、第一に清潔だ。ハエ蚊やゴキブリ、散乱するゴミも見当たらない。 笑
更に歩き進んでみると、、
上野駅から御徒町方向に向かい、通りのちょうど中間あたりの有名店2店舗に入ってみると。
一つ目は、二木の菓子第一営業所とある。
嬉々とした表情のアジア系外国人で混んでいるが、日本の家族連れも結構いる。
反対に西洋人は興味を魅かれないのか?敢えて店内には入ってこない様だ。
一般に、彼らはタイでもどこでもアジア系スイーツはお嫌いなようで!笑 次に入ったのは、これも有名店らしいアメ横センタービル。
店舗外観は、ありがちな雑貨店兼生鮮品を取り扱うスーパーってところか。
地下階に降りてみて判った!
店舗内観は、まるで台北の盛り場丸出しの様相で言葉まで向こうだ。
海産物加工品、乾物、香料、活魚などが所せましと陳列している。
客層も私のような冷やかしの邦人を除けば、ほぼ全員外国人だった。
喧騒や活気もあり、お馴染みな例の市場独特の雰囲気も漂う。
この地下階では、特に店員達自体がアジア系外国人だ。
私は国枠主義者でも差別主義者でもないが、彼らが合法滞在者かそうでないかは、なんだか怪しい雰囲気だ。
きっと、異国では相互扶助の精神に富む彼らだ。
このような店舗は、我々には見えない水面下で暗躍する組織・コミュニティーとしての機能も担っているのだろう。
驚くことはない、今も昔も異邦人とはそういうものだ。
ふーん、なるほど。。ここ20年間程になるか、故郷から目を離していたら我が国の国際化は大分、進行していたようだ。
随分と変わったものだな! 第一、訪日観光客数が3000万人を超えているって? なんとまあ、短時間に大した変わりようだこと。
アメ横ね、訊くところによると、いつの間にここでも少なくない数の外国系店舗が次第に混在するようになり、珍しさも手伝って集客力を発揮しているようだ。
市場自体は、規模も多様性もバンコクのクロントイ、チャトチャックやパタヤのナクルア、ジョムティエンを見慣れた東南アジア修験者にとっては特別なものではない。
しかし、このような市場を目にすると、着実に進行している世界のフラット化を意識せずにはいられない。
日本の独自性が長年にわたって、まことしやかに信奉されている我が国でも決して例外ではない。
恐らく必要ないのかもしれないが、最後に地図を一応載せておくので興味があれば行ってみても良いだろう。