エアーアジアグループ、改元前後の搭乗分が対象の(まってろ、令和)セールを開催告知 

エアーアジア・ジャパンは、4月8日から6月30日までの搭乗分を対象にセール運賃を販売する。販売期間は4月8日から同21日まで、対象路線は名古屋―千歳線2580円、名古屋ー桃園線8580円から、いずれも片道。

エアーアジア・グループ各社は、同様の販売期間で4月8日から8月31日までの搭乗分を対象に、関西ー桃園8990円、名古屋・福岡ーバンコク線10900円からとある。(諸経費別、エアーアジア・ビッグ会員限定料金、ウエブサイト・アプリから購入)

エアーアジアの新たなセール情報の事前告知が入って来ている。もちろん現在開催中の物とは別だ。一つのセールが終わった途端に、次のセールがすかかさず打たれたり、複数セールが開催されていることも多々ある。これにプラットフォーム別、地域別限定販売セールが加わり、我々ユーザーは、いつどの時点の価格で買うべきなのか混乱するばかりだ。

ここが販売元とユーザーとの攻防で、互いの知恵の絞り合いだ。LCCの原則として予約変更には料金がかかるので、セール価格の安さに釣られて早期に買ってしまい、後で変更を強いられ彼らの術中に嵌ってしまっては、向こうに軍配が上がる。購入後に、初めて具体的な利用上の制限が明らかになるエアーアジアの周遊券などにも要注意だ!

詳しくは以前の記事を参照 AirAsia Asean passを利用してみた

同様に変更手数料込みのプレミアムフレックスなるモノにも要注意で、レギュレーションも結構頻繁に変わり、ノーマル券との差額も周到に計算されていて、どうしても彼らが勝つように誘導されてしまう。

我々が唯一、勝てるケースは、確実な搭乗日が判った時点で該当路線の妥当な安値料金で購入し、そのまま黙って乗ることだ。そして購入後に変動して更に安く提示される販売価格のことは、潔く忘れるべきだ。

振り返ってみれば、私が初めてエアーアジアを利用したのは2005年だった。それから航空券の販売も増々先鋭化してきて、今ではどの便も満席に近く、最近では空席を利用して横になれる機会など皆無だ!それだけ各社、搭乗率を上げるのに成功していることの表れなのだろう。

話を元に戻すと一体、買っても良い値段って幾らのことだ? この辺は、百戦練磨の多くの購入経験がある旅慣れたユーザーなどは自然と頭に入っているのだろうが、そうでなければLCC各社の巧妙な販売戦略には敵わない。可能なら普段から対象路線の価格推移を注視して、相場観を確立するのが偉いやり方だ。

私にできるのは馴染みの路線の自分なら買っても良いなと想える、大まかな価格帯を述べる事くらいだ。その辺を踏まえ少し書いてみる。

日本主要空港(成田、中部、関西)-ドンムアン路線は 片道1万を切れば文句無しで、よく出る11900円なども悪くない。これに20㎏機内預け入れ荷物、諸経費を入れて片道15,000円位なら文句なくほぼ最安値だ。搭乗日が近くなると、これが次第に3万円に近くなっていくが、それでも国際線を6時間も乗って3万円なら文句無し。これ以上は極力避けるようにしている。

紛らわしいがスクートとノックスクートが日本に就航している

まれにスクートのプロモ料金で、預け入れ荷物無し往復25,000なんて破格も発出する。それに確実に乗れる人は是非、無くなる前に即買いだ。日本ーBKK路線は、LCC最激戦区だが年末直前価格などは片道が7万とかが、平気で出るのでこれにも要注意だ。出来るだけの早期、安価購入に努めよう。

これと似たような路線に日本ーフィリピン線もあるが同水準か、若干安い位か。

トレベルメディア・トライシーのページから抜粋引用


 

次の人気路線、東南アジア主要ハブ空港から各地に飛ぶ場合。例えば、クアラルンプール、シンガポール、バンコク、ジャカルタなどからバリ島、プーケット、ペナン等のリゾート系行先だ。例えばバンコク―バリ間をみると片道1万円で文句無し、1万5千円、5千タイバーツ以下、(各種荷物搭載料別途)なら自信をもって購入しても良い。これが更に近距離便、例えばKL-バリ、KL-プーケットなどは案外安く3千円台から7千円台で出ていたりする。高いケースは上の料金に1万円位載せた感じで、避けたいレベルの料金設定だ。

人気主要路線のBKK-DPSは飛行時間は4時間10分程だ。

次にマイナー路線、これが思いのほか安価なことがあり逆に心配になることも。チェンマイ―パタヤ、パタヤーKL、プーケットーパタヤ等の搭乗時間が1時間余りで、毎日運航していないような路線は、概して3千円から5千円台が多い気がする。たまに出る安値で2900円台などは嬉しいが。

人気のチェンマイは各地と航空路線が良く繋がっている

これらの大まかな料金体系に加え、エアーアジアなどは定期不定期の20%オフセールなどがある。彼らは抜け目ない、セール終了後に通常料金を、それより下げて来るような荒っぽい手も打ってくる。セールで勇んで買ってみたら直後にさらに下げたとか、推移をみてベスト価格で購入直後に不定期セールを打たれたり。。攻防は日常的に続くのだ。

後、最後に一つ。世界でも指折りの規模、サービスを誇るシンガポール・チャンギ空港。昨年、ここをハブにしてトランジットをしてみたら空港使用料、諸税などの経費が他空港と比べて突出して高かった。快適な空港だが数時間の乗り継ぎだけの為に、一短距離路線相当ほどの経費を払う意味は私には見いだせない。

チャンギ国際空港でのトランジット待ち、豪華絢爛な設備は良いけど。。

詳しくはこの記事の一部に記述があるので、必要なら読んでみてください。

とまあこんな感じだがLCC全盛の今日、世界の航空需要をリードするのはアジア地区。特に東南アジアは近距離便、大小様々なLCCが錯綜し大乱戦だ。レガシーキャリアを圧迫する勢いで、両者の価格差は以前に比べて減少してきている。LCCと言えど万能ではなく、5時間を超える飛行時間だと少々、体に堪え始める。(アジア人の私にもキツイのに、ファランの知人どもなど身長が190cm近くある。毎回、無理に押し込んでいるが、さぞかしの苦痛に違いない筈だ!笑)

長い飛行時間では、フルサービスキャリアの方が良いに決まっている。

旅行形態や、チケットの有効期限のスパンによるが、旅行期間が最大30日以内だったりするなら、レガシーキャリアのプロモ価格の方が安価だったりすることがある。LCC同様にレガシーキャリアのモバイルアプリ限定料金なども良く出たりする。日頃のチェックや、各種通知機能を活用したりするのも良い手だと思う。

特にLCC利用では、予約変更、変更ペナルティーや買い直し、満席、遅延、エンルート、キャンセルなどの災難に見舞われることもあるので、よく吟味して購入されることを薦める。





JAL SKY WIDER