前ポストのサン・アガスティン教会から続きますが、ここからはマニラ大聖堂について短くご紹介。

スペイン語で要塞を意味するらしい

ここマニラ大聖堂、サン・アガスティン教会などの歴史的建造物や、大学、国立博物館などの文化教育関係機関、行政機関、公園などがあるイントラムロス、元は16世紀にスペイン人が入植した時に、明らかな防衛上の理由により築いた城壁に囲まれた街だ。パッと見ると同じく特徴的な城壁のあるチェンマイ旧市街地区、ベルギーの死都ヘントを彷彿しなくもない城壁都市だ。

大きい声では言えないが、壁沿いは多くの場所で小X臭くて閉口した。世界遺産なのだが!、、民度の問題か?

続いてマニラ大聖堂に行ってみると、、

荘厳なマニラ大聖堂、大きいのでスマホカメラに収めるのは難しい

中へ入ってみると、非常に大きく荘厳な内観、ローカル達の日常の参観の光景が繰り広げられている。

彼らの日常だ、静かに祈る彼らを背後から写真なを撮るのは気が引けるが、

諸君に朗報だ!  付近に幾つかの大学がある為か、制服姿の若い女性達が多い。しかし、高等教育を受ける彼女たちはネイティブな英語使用者だ。太刀打ちできるかな?笑

ジャパユキさん、アジアの病人と揶揄されたのも30数年前、時代は変るのだ。侮ってはいけない、同国国民の中央年齢は23歳で、(日本は46歳か?)公用語に英語が入っている英語圏でもあり、同時に大きな人口を抱えるフィリピン共和国。多くの問題も存在するが、21世紀に高い経済成長を遂げる高い可能性のある国々のリスト、ネクスト11にバッチリ入っている有望国だ。

綺麗なステンドグラスの意味合いは知らないが、透過する光線の具合が移り変わる様は見ていても飽きない

天上を仰ぐマリア様に頭上から光が差し込んでいて、まるで本物のマリア様が君臨されているかの様。

神々しい感じは仏教徒の私にも感じとれる。

非情な植民地支配、繰り返される戦乱期、出口のない貧困、絶望的な環境汚染、汚職はびこる不公正な社会など、過酷な歴史をたどる同国の人々に、何世紀にもわたって希望の光であり続けるマリア像。長い間、民衆にとっての絶望の闇に射しこむ、唯一の一筋の光だったのかな。

ヨハネパウロ2世のことか? 法王に関する碑文もあるが、私は知識を持ち合わせていないので読んでもわからなかった。

とまあこんな感じだが、周辺はコンビニ、スタバ等の観光施設も整備されていて安全だ。観光中は油断しなければ特に問題は無いが、問題は帰路のタクシーだ。トラブルの予感がしたらイントラムロスからさほど離れていないエルミタ地区の大きなショッピングモール付近で下車してしまおう。怪しいドライバーとマニラの危険地帯で渋滞に捕まるなど是非とも避けたい。私の個人的な経験だが、不確かな白タク利用より配車アプリ利用の方が安心感があった。

外国人を観れば群がってくる様な輩にタクシーなどを頼んではいけない、こんなのが来たら乗る気もしないだろう。大丈夫だ、それで正常だ。

なんだか救援もあんまり期待できなそうな有様だ

高級ショッピングモールやホテルが建ち並ぶマカティ―エリアを除く、一般市街地ではマニラの危険度は他都市と比べでも別格な感じがする。第一、殆ど全ての店舗に武装警備員が居る。このことが充分な説明になるだろう、くれぐれも気を抜かないで欲しい。