以前、ソイレンキーにあるスポーツ観戦時のご機嫌スポットとして紹介したRetox Sports Bar,,その敷地に併設しているBronx Pizzaを短く紹介する。

Retox Sports Barについての記事はこちら

最近、記事上で正統派イタリアン・ピザに触れ、それを褒めちぎった感があり少し考えた。今ではピザは寿司と並びれっきとした国際食だ。正統派だけが唯一の物ではなく、広く受け入れられている亜種も認めるべきだという考え方のもとに、俗に言うニューヨーク・スタイルピザの紹介を思い立ったのだ。(実は以前の記事では後日紹介と書いておいたのだが、大分時間が経過してしまった)

同じピザとは言え、一般にアメリカンスタイルのピザは オセンティックなイタリアンピザとはもはや別物と言っても良いだろう。お馴染みなPizza Huttなんかを思い浮かべると良く解る。ディープディッシュと言われるフライパンの取っ手無しのパンで焼かれる、分厚く具材が乗ったシカゴスタイルピザなどは、それはそれで本当に美味しい。

(各種のアメリカン・ピザについて、イタリア人の男性に言うと、彼らは一様に良い顔をせず、首を横に振りながらブツブツ文句を言う。笑)

そりゃ、そうだよな! ハッピを着てヘンテコなハチマキを頭に載せた、某隣国のお兄ちゃんが、判った顔をして西洋人に寿司を握っていたとしたら、我々は良い気持ちはしないのと同じだ。特にその店が大繁盛などしているとな。日本政府だって最近、そう感じ始めているらしいし。

Bronx Pizza,,ニューヨークスタイルだという、オーナーは強面の生粋のNY出身の男性。以前、共通の友人を通して紹介され、訊くとこの道も長く、パタヤでも広く受け入れられているとのことだ。確かにパタヤではすっかり認知されて誰でも知っているな。システムが良い、もちろん、ホール販売もうけるが、それに加えピースごとの切り売りもありだ。小腹が空いた時、ちょっと寄ってピザを一切れ、二切れと頬張る。ちょうど、少量食べきり文化が根付いているタイスタイルのピザ版だ。中へ入り、数種あるピザ、ペペロンチーノとかオニオンナントカなどの中から選ぶと、切り分けてオーブンでアツアツに再加熱して出してくれる。値段も嬉しい、1切れ70B、2切れ125Bの簡単優しいプライス。2切れも食べればもう腹一杯で充分だ。

立地もソイ・レンキーサードロード寄りで僅か50m程か。営業時間は夜の都パタヤらしく夕方4時から午前2時過ぎで、もろにナイトライフ激戦区のこの通りで、夜行性の客層をターゲットに。尚、火曜日が定休日とのことだ。

しこたま飲んだ後、アルコールで曇る頭、煩悩で濁る心、負けてばかりで薄くなった財布、水分ばかりで文句を言いだす胃腸を宥めすかしたい時に、まさにピッタリな救世主のブロンクスピザ、もちろんRetox Sports Barとの併用もオーケーだ。パタヤの夜の主戦場で夜も更けて玉砕した晩などに使ってみてはいかがだろうか。