ここのところ2年余りか? よく利用している肉の屋台がある。ブッカオ市

場にあるロースト屋だ。英語では単に Jarと呼ばれるが、例のインド・ナン

等が焼かれる陶器の大きな壺の中で、炭の放射熱でゆっくりと蒸し焼かれる

肉類はとても香ばしく非常に旨い。書いているこの時点で口の中に唾液が出

てくる程、私は気に入っている。

店舗所在は、当ブログで何度も取り上げているパタヤ沈没ライフの中心地、

ブッカオ市場の向かって右側、半屋内のイートイン・エリアに面したところ

だ。アマゾンコーヒーの店舗を通り過ぎ、白いテーブルが並ぶスペースの中

ほどでちょうど下の画像のこの辺りだ。

夫婦で営む小さな店舗は、辺りに無数にある屋台群に簡単に埋もれてしまう

が侮るなかれだ。

俗にいうハニーローストだが、こんがりと濃い飴色焼き上がった(蒸し焼

と言うほうが実際に近いか)ポークリブと鶏もも肉は柔らかく炭の芳香を放

ち、かぶりつくと中はジューシー、肉の旨味が本当に詰まっている。

ヌードル系、カレー系、サラダ系、御飯物とヘルシーなタイ料理も誠に

結構だが、たまに無性に肉が食べたくなることは無いだろうか? それもか

しこまったリブ・レストランなどには座らずに出来れば安価で手軽、そして

スピーディーに。私は特にジムや泳いだ後などに無性に食べたくなったりす

るのでとても重宝だ。お値段は? ここはブッカオ港のど真ん中だ!

僅か40B/100gの従量制で文句のつけようは無い。ポークリブは指さしで

好きな分だけ店主が切り分けて秤に載せてくれる。鶏もも一切れも1つ

40Bのリーズナブルな料金設定。サイドメニューなどは無論無く洗練度などは期待できないが、肉の味自体

は何ら問題はないであろう。(ここは東南アジアのど真ん中だ、肉食の

都、ファラン諸都市のリブ専門店などと比較するのはナンセンスだ)

毎夕方になると、何故か腹を空かせたローカル嬢達が結構多く集まってく

る。皆さん肉体労働者なのは解るけど、、やっぱり肉食系女子なのね!

捕食者だもんな 納得。

店主は優しく静かな男性、注文すると持ち帰るのか、ここで食べるのか訊い

てくる。ここで食べるのならテーブルについて待っていれば良い、切り分け

てスチロールの皿に甘辛ソースを付けて出してもらえる。タイミング次第だ

が、出来れば焼きたてにありついたほうが当然美味しい。手を使ってかぶ

り付くのが恒例だが手が汚れるので近くのコンビニで準備するか、

終わったら屋台スペース対面の清潔な共用トイレ(5Bを用意!)に向かえ

ばよい。

ざっと、以上だがタイの屋台飯に舌鼓をうっている時に、肉肉しい物が恋

しくなったら寄ってみては? 場所は今更言うまでもないタラート・ブッカ

オ、沈没漁船団の母港だ。

エアアジア・ジャパン