最近、更に減少の一途をたどる100Bマッサージ店。いくらマッサージ大国とは言え、今時このハイレベルマッサで1時間で300円チョイじゃきついだろう、店もセラピストも。小生のもう一つの祖国バリ島でも屈指のインフレ通貨とは言え、この15年で下層マッサージ料金は額面で少なくとも2倍余り上がっている。全体的平均クオリティーはタイ王国の比ではなく、西洋人はBali rub-down,バリこすりと呼んで半分バカにしている。もちろん、街spa,街マッサ以上の店を選べば良いレベルに当たる確率は上がるが、普段使い用途では現実的でない。それにマッサージは価格イコールクオリティーではないのが難しいところで、やはりマッサはセラピスト次第。東南アジア中級者以上の諸兄は皆独自の選択肢を持っているはず。そう、独自の。他人には内緒だったり、シェアしたり。一般に高技術の嬢、(または男性、たまに元男性もいるが、更に希少種だ)上手い嬢はやはり集客能力が高く、他店引き抜き、スッパ抜きは日常茶飯、自分から好待遇を求めて業界を回遊したり、果ては指名集中で慢性疲労がたたり、故障者リスト入り、戦線離脱、実家帰省、ファランパトロンによるFA宣言、行方不明、病気事故などによる突然の他界等、お気に入りがある日突然消えることも多々ある淡い世界なのだ。よって、内緒にしとくのに越したことないのだが、日頃、世話になっている店への礼を兼ねてちょっとだけアシストをしよう。これらの店は既に定常客がついているのだが何せ、小規模で変動、集中が激しく、満員になれば客を逃し、雨天などが続けば閑古鳥で気の毒だ。やはり平均して収益を挙げ閑散期を生き抜くには分厚い定常客が必要なはずだ。みなさん、彼女たちは実質ただで、本当に一生懸命、やってくれます。時に額に汗を浮かべながら。ちゃんとチップをあげてください。ファランも、イープンも本国で同じことが出来ないのはさらさら承知、ならフェアにやりたいものだ。

だいぶ前置きが長くなってしまったがここで本題。場所は今更感全開のブッカオ ソイ19、市場から徒歩50m以内にざっと3軒の100Bマッサージ。セラピストはこの3店の間でも回遊、もしくは短期、一時的トレードが恒常的に行われてるので誰がいいとは言いかねるし用途によって日々使い分けている。各自であった嬢を選んでいただきたい。店舗外観はこう。先ず、sayang massage..

Sayang? インドネシア語で恋人だったような。東南アジアでは諸言語間で共用、同一、類似語が多々あって現在の行政区分はあくまでも近代に限っての人為的なものだと時々思い起こさせられる。店の大きさ、システムはどこも大差ないがこのエリアの店はパタヤクランからブッカオに入る例のエリアに集中乱立している100B店と違い、ちゃんとしたベット、パーティション、洗面所が入るスペースがある。薄利多売マッサ店は往々にして客、嬢のおしゃべりでうるさく、イワシの缶詰状態での中でのセッションになる。腕など延ばそうものなら隣の客を触れてしまう。ここでは混んでさえいなけれ静かな環境で受けられるところが気に入っている。ちょうどこんな感じで。マッサはプライバシーだなんといっても、違うか? うーん、快適だ。

彼らは動くのでなかなかうまく撮れない、ご容赦願いたい。

この店の3軒隣にLadyMassage、一時期150B/hに値上げしたのだが閑古鳥になったのでまた100Bに最近値下げ。構成は同じ、両店とも外にはカウンターが付き、ビールもサーブしてくれる。嬢達の日常の食事風景に混ぜてもらいサヌックな時間も過ごせる。こんな感じ。

この時も有り難くお呼ばれし、礼にブッカオ市場に走りカットフルーツ、ビールを進呈する。タフな彼女たちはエビとビールに舌鼓をうってはいてもひとたび客が来ればすかさずそのまま重労働に戻っていく。既に存分エビ臭い手はマイペンライ! 時に1時間以上のセッションにもなるが気にしてはいない。私には常温外気に晒され、放置される茹エビ、貝類の方が心配になるのだが、彼女たちにはこれもマイペンライ。恐るべしタイ王国人民よ! あっぱれだ!

引き続き必然的に不道徳っぽいローアングルだがお許し願いたい。更に最近、サヤンマッサージのはす向かいに同様の店が開店したので試してみたら、嬢は半分以上が以前同店に居た人たちだった。

技術がみんな平均以上だ。どんどん利用してやってほしい。終わりのショットも若干、ボーナスフォトっぽくなってしまったがこれもマイペンライにしてもらえると幸いだ。

ソイ入口付近に立て続けに3店、そしてソイ19をそのまま直進すれば更に、数店ある。どれかに一店舗に固執するより上手に回遊しながらベストなセッションを各自で追及してみてはどうだろうか。マッサージ快楽道の探究者たちよ!健闘を祈る。