熱帯性気候のタイ王国では、豊富なトロピカルフル―ツが通年で間断無く登場し、北東アジア出身者にとって誠に嬉しい限りだ。よって国中至る所に季節の果物露店、販売店、またはその関連生産品の取扱店があり。生ジュース店も然りだ。(下は典型的なジュース露店、いつ見ても旨そうだ)

(上はTerminal21内、フードコート・ピア21のスムージー屋)

そう、ジュース屋台はあるにはあるのだが、どこも総じて似たり寄ったりで味は悪くないが氷が多かったり甘すぎたりと品質にムラがある。価格も同様にパタヤエリアでは普通一杯40B、ジョムティエンまで下ると25Bだったりする。そんなジュース屋台だがブッカオ市場に安定の繁盛店が一軒あるので紹介する。この店もタイ人女性が一人で切り盛りしていて、(何故か?この国の繁盛店にはこの形が多いような気がする。タイ男は居ないほうが商売には良いのかもしれない、:下の画像は本文の内容とは、ほとんど関係ありません 笑)この店舗も毎日夕方から営業なのだが、午後9時位の終了まで大概順番待ちの人々が並んでいる。(100杯や200杯出るんではなかろうか?) 何故だと想い、暫く仕事ぶりを見てみて納得。大変手際がよく、素材も新鮮清潔で良く冷却されている。すべてが緻密に考えられていてちゃんと手が加わっていることが一目瞭然。そんなこともあってか、食後時になると口直しを求めるローカル客が引きも切らない。ジュース屋台は他に何件かあるが、ここが安定の人気店で他の店舗運営者なども時折、喉を潤している。屋台飯で不足しがちな野菜類、(良く冷えた美味しそうなニンジン、トマト、ビートルート系)もあり、ジューサーも置いてあるのが何といっても他店と比べて一番の強みだ。客の好みで工程を使い分けられる。私のお気に入りはサラダの代わりにその場でニンジン数本とトマト数個をギュッと絞り出した野菜ジュースで、もちろん水も何も添加されていない濃厚な味、価格は45Bだ。

最初の頃はどうせいつも行列だと想い健気に順番を待ってはいたのだが (たかがジュース一杯で20分くらい待たされたことも)タイ語でやり取りされるローカル客達に露骨な横入りをされたりしていて、気分を害すこともあり足が遠のいたこともあった。しかし、勝手を知った今では混まない時間の見当がつくようになり空いていれば随時、利用するようにしている。

そうこうするうちに私もすっかり顔なじみであるが。

場所はブッカオ常設市場に向かって左側、奥へ進み2層目位か?ちょうどトニーズ・ブッカオジムの入口階段の上り口辺りだ。ブッカオ界隈ではありそうで意外とない良質新鮮生ジュース屋だが、付近での安飯、不健康極まりないなファラン飯、または呑み過ぎなどで健康が気になった時などに利用してみてはいかがだろう? 多少の慰めにはなるだろう。

エアアジア・ジャパン