恐らく皆さんも同様でなのでしょうが、月が替わるとGoogle様から送られてくる例のタイムライン履歴通知。親切だが、同時に恩着せがましく、大きなお世話って気がしないでもないが、毎月律儀に送られてくる。勝手に画像動画編集までしたりして。しかも大概結構な出来だ。今回は年が変わり年度履歴を送ってよこしてきた次第だ。えー、こうゆうこと?AIの台頭と言われ始めて久しいが、もはや彼らは我々が自分について知る以上に、我々のことを既に知っているようだ。正しいのか?そうなもんなの? 複数端末併用、端末紛失、新機種乗り換えに伴うアカウント統合なども多少関係しているようだが。なんだか便利で凄いことなのか、実は懸念を抱くべきことなのか? まだ釈然としない。でGoogle様が言うのはこうだ。はいはいわかっています。よこしまな私は上の2つの都市をこよなく愛しています。あなた様がトラッキングしている私の居場所を辿れば、私の浅はかな頭の中など容易に想像がおつきになるでしょう。(経路はどうせ肌色多めのとこばかりだが、それはあなた方も大差はない筈だ!)

更に最も時間の長かった旅行、頻繁に訪れた飲食店の訪問回数、注目のショッピングの場所から従事するスポーツ実行場所まで等々、と延々と続く。きっと年齢、性別、性格気質、健康状態、教育程度、交友関係、経済レベル、社会的思想なども我々以上に正確にお知りになっていて、きっと次に何をやらかそうかと、ちっちゃなおつむの中で何を目論んでいるのかもすべてお見通しなんでしょうね!

これ、かなりヤバくないか?今のところ全能のGoogle様は控えめに分析結果を見せてくれてるだけだが、これが以後積極的に提案し口出ししてきて、遂に指図をし始めた時に我々はどう反論すればいいのだろう? どうせ、正しいのはいつもGoogle様だ、どうだ?一歩進めて、いっそのこと人生の重要な決定を全部委ねて、自身の心理的選択を放棄してみては?多分、全知全能のGoogle様だ、結果もマシにきまってる。(人類は歴史上、色々なものに判断を頼ってきた筈だ、この場に及んでもう一つ新しい物に頼んでみても問題ないはずだ)どうする? それで色々な事柄が上手くいきだしたら?

確かに色んな物に頼んできたよな。

ややこしいのは、我々は同時にgoogle様がどれだけ我々のことを知っていて、それを何処でどのように使っているのかは、全く我々自身には知らされない。きっと商業活動等に差し出さている私のgoogle履歴関連情報も少なくない筈だ。何故判ったんだ?と、タイムリーなポップアップ広告などには、誰でもよくドキリとさせられるよな。もはや現在ではプライバシーなどは存在しないかもしれない。(誰かに常に見られているのかも)

今ではGoogle mapロケーション履歴なしにはアジア地区の活動なんて考えられないが、しかしなんだか将来的にに敵になりそうな感じがするのは、私だけなのだろうか?皆さんはどう思う?

そう、それでも我々の西側世界では、今のところはロケーション履歴の利用選択は消費者に委ねられている。社会体制の違うお隣の大国はどうやらそうでもなさそうだがね。皆さんはこのまま利用を続けるか?それとも明日から辞めるか? どうでしょう。今更、ガイドブック買うのか? 残念ながら私にはどうも出来そうもない。