もう何年連続になるのか?今年も大晦日はお約束のタイ王国だ。バンコク、チェンマイとローテーションしていたが近年はパタヤが連続している。よく年越しくらいは日本に居たらとか言われるが、うーん半世紀程もの間内容が変わらないテレビ番組を見ながらミカンを食べるなんて気には到底なれずにいるのが実情だ。しかも外は極寒らしいし。年越しもあと何回だ?20回?それとも30回余りか?残りの機会もそんなに多い訳ではなく、既に味わい尽くした味噌汁よりもう少しスパイスアップしたものが欲しいのだと言えばわかってもらえるだろうか? 恒例となっているパタヤでの年越しだが、今回はこれと言って特に予定を組まなかったのですっきりと晴れ渡った静かな大晦日の午後からカウントダウンまで街角を巡回してみた。上は近年、急速に中華系資本の集積が進むナジョムティエンの海岸の一コマ。まだのどかな海岸風景だが、あとどのくらいこれがもつのだろうか?ソイ・ブッカオの新名所パタヤツリータウンは開業当初からしばらくは鳴かず飛ばずだったが、ここへきてようやく点火の兆しが。結構、賑わっていた。ソイ6の様子はお約束の乱痴気騒ぎだ。大人しい写真しか残らなかったがここは少々危険だ。この狭いスペースでまるで仕掛け地雷、迫撃砲のような中華系爆竹と打ち上げ花火の集中砲火、それに個人用火器の手筒花火が加わる。しかも全員がひどく酔っぱらっている。せめて顔面を守るためにサングラスは必要だと思う、元から水平でないデコボコ路面での打ち上げ花火など狂気の沙汰だ。

ビーチロードもカウントダウンの花火目当てにこの後、しだいに群衆が集まり始める。何万人ぐらいになるのか?一方通行のビーチロード、セカンドロードは全域で暫定一時駐車場の様相。大気汚染は最高潮でマスクを持ってて良かった。
この後、市内数か所でめでたく年越し打ち上げ花火が始まる。時間にして10分余りだろうか?結構な数の打ち上げ花火だ。対外的に物議を醸しだしているパタヤ特別市、目くじら立てる先進国当局を尻目に毎年、好調な来訪観光客数をマークしている。(タイ当局の来るのは先進国からの客だろ!文句あるかって感じが好感持てる、ごもっともです、ハイ 汗)

それで花火の後はお約束の市内大渋滞地獄、行きは良いが帰りはマズイので自前車両を使用する場合は出来るだけ遠くの枝道に駐車することを薦めます。
花火ショーが終わり各自、思いおもいのパーティーの続きに戻る人々。翌朝、重い体を引っ張り出して外を見て驚いたことが。前夜の騒ぎから実質6時間余りだが街じゅうの後始末が綺麗に済んでいてほぼ平常の姿だ。
一体、どうやってやったんだ?そういえばチェンマイでも同様だった、旧市街を囲む堀の中に浮いていた無数のコムローイなども(空中高く舞い上がる例のランターン)綺麗に片付けられている。民政移管が延び延びになっているタイ、名目上は未だ軍政だがそれなりに秩社会秩序、機能は保たれているのは否定のしようがない。支配層でない限り庶民からすればそれはそれで良いのでは?総選挙が待たれるタイ王国、今後の方向性はいかに?興味深く見守っていこうと思う。