バリ島の名物はいくつもあるがバビ・グリンもその一つだ。早い話が豚の丸焼きで島内いたるところに無数にあるが価格品質は千差万別。ローカル店になると露骨な2重価格が適用されることもあり事前の価格交渉、辛さ調節等の注意も時に必要。私の贔屓店を紹介しよう。場所は ジャラン・シリギタのサンティカホテルの対面で近年付近に安価マッサージ、飲食店等が林立するエリアだ。何年も利用しているが名前はわからない、すまないが看板の通りだ。

特徴はというと特にないが辛すぎずに香ばしい、まあまあのスープもついてくる。値段はイートインで若干高め、私の場合は飲み物入れて45k IDR.(約400jpy)店主は日本語を多少喋ることのできる気さくな壮年男性、(以前、日系ホテル勤務の経験があるらしい)と店舗業務のおばちゃん2名だ。

店舗外観に特徴はないが年代物の茶色いジープが目印で毎朝10時40分頃に開店する。日曜日は定休日らしい。バビグリン全般に言えるが、普通早朝から午前に調理が完了するので遅くとも昼過ぎくらいまでに利用したい、冷蔵保存されない類の料理だ、店先で常温で保存されるので品質上の懸念が生じる。こんな感じでどこもガラスケース内に収められている。時にハエなどもいるがティダ・アパアパだ。(気にしないの慣用表現、タイでのマイペンライの様に使える)

シンプルだがなぜか癖になる香ばしい味だ。ポーションサイズも栄養的にも物足りなさは否めなく一丁前なのは値段だけだ。しかし妙に旨く、昼時になるとローカルで賑わい付近のホテル従業員などは持ち帰り客としても利用するようだ。テーブル数は5つくらいか? 椅子の数をみればキャパシティーは大きいが何せバリ人だ、手際が悪く長時間待つこともある。よって昼前までがお薦めだ、付近に立ち寄ったなら利用してみては?