このホテルは長い間、(私のタイ王国の経験よりはるか昔からだ。)パタヤ侍の定番だった。街の発展とともにこの業界にも世代交代が進み、先発施設は下降を余儀なくされる。今では過去の栄光は消え失せてパッとしない宿泊施設の代表格のイメージが付きまとう。故に個人的に10年近くか?無視していたのだが知人のそんなに悪くないとのレビューもあり、今更感が全開だが今回初めて試してみた。物件が物件だけに先輩ブロガー諸兄の良リポートは多々見つかるので詳細はそちらにお任せする。ここではパタヤ修験者が冷やかし程度に利用したらそんなに悪くなかったというスタンスで短く書いてみる。

 先ず、場所は言わずと知れたパタヤサウスロードだ。過ぎ去り日々ではこのエリアが中心地だったのだろうがそれも今では昔の話。センタン、今年に入りTerminal21がノースパタヤに開業して、街の北向き発展ベクトルのシフトが更に加速だ。パタヤサウスは(行ってみれば下町か?)ゆっくり斜陽化に向かう。(未だに海パン、Tシャツ、サンダルを売っててもな!2ndロードエリアも含めて、これらの店舗は駆逐されて現在、取り壊しが進行中だ。)施設外観は省略して客室はこんな感じ。スーペリアキングベット、バルコニー付きだったか。30㎡とあったがもうちょっとあるんじゃないかと勘繰りたくなる充分な広さだ。窓からの景色はシティービューでエリアを考えれば文句は初めからない。室内は採光も充分で、懸念していたサウスロードからのノイズも気になるレベルではない。(このホテルに長期利用する知人の話だと一階プール付近の部屋には、プールではしゃぐ宿泊客の騒音が丸聞こえだと言っていたので注意だ。)嬉しいのはこの価格で(オフシーズン価格、一泊2千円以下、税抜き)バスタブ付きなことだ。設備は経年物だが清潔に管理されているので風呂好きの人には良いでしょう。妥当なサイズの冷蔵庫、水道、電気コンロは自前で氷、コーヒーが利用でき中長期滞在者にとり素直に嬉しい。一つ上げるとしたらエアコン調節が旧式だ。就寝時に多少不便だ。 ルームキーは確か物理的な鍵だったような。(失念した、面目ない)ハウスキーピングスタッフは好感が持て、レセプテョンスタッフも問題が感じない。ホテル周辺環境は、隣にドン・キホーテと100均の混合のような廉価店、コンビニ、徒歩圏内にフレンドシップマーケット、tukcom, ブッカオ火金曜市場、秀逸3連カオマンガイローカル飯屋等が点在で便利だ。親父がやってるカオマンガイは旨かった。正攻法でも枝道でもサードロードアクセス良好だが、恒常的な警察取り締まりスポットなので注意、法令順守で行こう。ざっとこんな感じだが予想に反して総合的に良い物件だと思う。個人的に再訪は断然ありだ。記憶に留めておこうと思う。