パタヤクランのEmbryoホテルを利用してみたので書いてみる。個人的には長年好きなエリアでホテル物色時には毎回、最初に検索をかける地域だ。とはいっても表通りに面していない、付近に建築工事が進行中でない、要注意ネイションに占領されていない等、幾つかの条件があるが。今時そんな条件に当てはまるところがあるのかどうかは怪しいが。
今回クラン通り沿いから一本中に入り、何かと便利なアルノタイ抜け道エリアでリーズナブルでまあまあなレビュースコアのEmbryoが目に留まった。エンブリョ?Human embryo、受精卵の?変わった名前だこと、正直初めは名前に引っかかって調べてみたら以前はセリ?とかという名前でよくヒットしていた物件だった。興味はあったのだがクラン通りに近すぎると想われ利用せずにいた施設。マップ、ストリートビューで詳細を見てみるとどうもそうでもなさそうなのでスーペリアクラス34平米、一泊三千円を少し下回る価格でブックした。先ず客室はこんな感じ。
採光は良い、遮光カーテンも機能的に問題なし、広いバル͡コニー。
まあまあ静寂、コンセント多数、鍵が金属製リアル、
再訪はありかなの第一印象。
細かいアメニティーズ類の有無は予約サイトに載ってある通りで、レセプションも概ね協力的なので個人的な要求も頼みやすいのではないか。で翌朝、一階別館の朝食エリアに出向くとこんな感じ。
最初に訪れたのは朝食終了時間間際の午前10時前、無人で手持ちぶささ気味のスタッフに満面の笑顔で迎えられて一人で静かに朝食を。食材もフルにディスプレイされていて、え?こんな時間にこんなあっていいの?って想ったのを覚えている。快適、満足、納得。で、2日目に驚きの事態が待っていた。移動直後によくあることだが、付近のちょっとしたノイズや体調によって不本意に早く目が覚めてしまい時計をみたら午前7時前。朝食クーポンで開始時間を確認、0600か0630だったか?いずれにせよ既に開始していて軽く食べて至福の二度寝を目論み階下へ。そこで待っていたのは? 大中華共和国人民の朝食大騒動だった。歩いて別館に近づくにつれなんだか異様に騒々い。角を曲がって圧巻の光景が。広いホール一杯に団体中華客が一杯でみんな手にてんこ盛りの皿をもって右往左往して全員彼らの言葉で何かやり合っていてる。朝食クーポンを手渡すスタッフの耳元に大声で自分の部屋番号を3回言い直してやっと伝わるレベル。目が点で口が開いたまんまで立ち尽くすこと1分。ここに突入するのか?朝から??? 下はビーチロードの日常風景になっている中華団体客達。
昨日の静かな独りの平和な朝食は望むべくもなくスタッフの申し訳なさそうな表情と一抹の同情の笑みが。で悟った、そうだよな、レビューにあったよな、中華団体と重なる不快な朝食と。今朝の不本意な起床も朝7時前から大型バスがホテル敷地内でエンジン暖気を開始、しかも2台も。今日もどこかにこれを全部連れて行くんだよな、まとめて。で出発間際の短い時間に朝食を全員で済まして後は空っぽって寸法。写真を撮ろうとしたのだが彼ら食事中も一瞬たりとも止まらずまともに写らない、そう、一枚も。新調したばかりのAIカメラ搭載の人気機種スマホをもってしても彼らをまともにとらえられなず。泣 動物写真家でないと捉えられないのか?
彼ら、まず、バイキングなのに捕りながらその場で立って食べる、捕るのは中華料理円卓文化のせいか自分の箸で。で戦利品を持って自分のテーブルに悠々と歩き戻るときも食べ、しゃべり続ける。スープも飲みながら。でハム、ベーコン、ソーセージ、卵は争奪戦であちらこちらで小競り合いが勃発、スタッフはそれと素手で鷲掴みされるフルーツの補充で手一杯。床、テーブルは既に北アメリカ大陸中西部のトルネードアレイの災害後みたい。中華人民に欠かせない朝の定番のお粥ポッドをカラにして横向きに倒しながらもっと入れろとがなり立てている熟年カップル。声が重なり合って大音響、一瞬、耳栓を取りに部屋へ帰ろうかと思いました。。が、躊躇してても始まりも終わりもしないのは自明の理、深呼吸をして参戦。横入り、押し合い、へし合い、怒鳴り合い、最後は寄り切って、サラダ、スープ、スイカの角っこ、、(なぜか中心部だけ真っ先に無くなるこの日初めて見た現象はパイナップルでも同様だった。)を辛くもゲット、ホールの一番隅の端っこテーブルに空きを見つけて座ってみた。スープをすすりながら観察を続行。。彼ら、掴み捕った戦利品を食べながら途中で話しながらテーブルに戻るのだがテーブルに着くとほとんど食べるかこぼれて残存していなく、すぐ次の補給業務の立ち、その繰り返し。しかも100人位が同時に。。エンターテイメントとしては面白かったがもう2度と御免な朝食体験であった。次の日からは終了30分前の参戦で平和に執り行えた朝の儀式だが食材は同じだったので、3回やれば普通は食傷だろう、もし朝食が宿泊地選定の重要要素ならその点を考慮していただきたい。下は拝借画像の中華団体客のエビ争奪戦、本当にこんな感じでした。汗
5連泊した後の正直な感想は、立地も良く、セントラルロードにも建物脇路地を通り直接繋がり便利、BigCにもハーバーモール、フードランド、有名カオマンガイ屋にもほど近く、セブンも徒歩圏内に一軒あり、諸条件は良好。選択肢には入れておけるレベル。ただな、やはり中華団体受け入れ施設はな、大きなマイナス要素だ。避けられるなら避けたいがいつまでそんなことを言っていられるかな。。諸君、頑張ってくれ。