パダンフード、インドネシアの庶民的料理とでも言えばよいのかお馴染みのウインドウ内の調理済みの料理群を指さしで指定して好きな分だけとってもらうか自分でとるタイプ。マレーインドネシア系食文化として近隣諸国、シンガポール、タイ南部、プーケット、遠くは旧宗主国のオランダでも見たことがある。回転の速い店なら随時調理補充されるが、いつもそうとは限らずに中には調理後、相当時間が経過していることもあり注意が必要だ。個人的には午前から昼までの間に利用を心掛けている。

料理の内容は野菜、鶏牛肉類、魚類、卵類、麺類、大豆製品、煮込みか揚げ物中心で時折、店により汁物や焼き物も混じる。それらを通常、白米または黄米、(店によっては赤米、黒米も取り揃えていることも、)と一緒に食べることになる。

面白いのは値段システムでどうやら素材によって違う価格が設定されているようでしかもそれは明記はされていない。動物系タンパク質素材は概して高価格で植物系は若干安くなる。そしてそこに言語、国籍条項がどうも加味されるようだ。現地語の使用レベル、肌の色、外見で値段が調整されていく。毎回外国人と店員の間で繰り広げられる値段をめぐる攻防は見ていても面白いが、日本人価格の呪縛も結構不愉快で毎度、先生の採点結果を待つ小学生に戻ったような気分になる。

上はどうしても肉系を多く選んでしまう大型肉食西洋人と不明瞭会計の権化店員とのやり取りの一コマ。予想外の値段に驚いている毎回お約束の瞬間だ。

それでもこの地域で比較的朝早くから(午前9時)営業しているのと、パダンパダン、ビンギンエリアのエリア内、今が旬の屈指のトレンディーなドリフターサーフショップの隣に位置している有利な立地の為か、午前中を中心に若い西洋人が集まっている。店内は広く車も正面に停められ幹線上なので手軽に寄れるのも、うけている理由なのであろうか。

尚、この店はどうやら支店のようで、個人的に利用したことはないが本店?(どちらが先なのかは定かではないが。)の方はチャングーエリアにある。内容に大差はないはずだ。簡単な地図は下の通りで朝食をここで軽く済ませた後、隣のドリフターのカフェでまったりするのが朝早いブキットサーファーの最近の朝定番コースだ。繰り返しになるが食べるなら朝のうちが新鮮なので早い時間を薦める、良ければ朝の波乗りの後にでも行ってみて欲しい。