バリ島の州政府が、インドネシア共和国の中央政府内の関係機関に対して、Covid-19ワクチン接種済みの外国人観光客に限った受け入れ開始を提案していると、現地メディアの記事が伝えている。
それによるとバリ州政府内の関係筋は、ワクチン接種ベースでの観光受け入れ再開策こそが同地における早期の観光経済の再起に向けた唯一の現実的な方策だとし、期待をにじませているという。

関係筋は続いて州内の各公共施設や観光客の集まる施設において、Covid-19スクリーニング検査施設の増強を計画している。
これらは現在、既にデンパサール国際空港の到着エリアにて稼働しているものと同等の機能を有する物になり、これらの検査施設を島内各所に多数設置してより効果的なサービスを提供するという。

南部Badung地区評議員 Putu Perwata氏が述べている。

”我々はジャカルタ政府に対し、バリ州内の観光産業従事者向けのワクチン接種終了後の観光客の受け入れ開始のリクエストを出している。。現在、これらの計画案に対する中央政府からの政策決定待ちだ。。。。近い将来、ワクチン接種済みの個人に対してアクセスが許されることとなるだろう”

インドネシアには現在のところ、主に中国やロシアからワクチンが供給されていて、それは既に接種が開始されている。。我々が彼の地に戻る頃までには、その所定の効果が出来るだけ広まっていてくれる事を願うばかりだ。。頼むよ、待ちに待った海外脱出だ。よりによって旅先での新規感染なんてゴメンだよ!まったく。。

くわえてバリ州政府Badung評議会は、より厳格なCovid-19検査体制の構築を急いでいるといい、ガジャマタ大学の専門家らが開発したGeNoseを呼ばれる新しい検査キットの導入が見込まれているという。
GeNoseは簡易、短時間、安価にコロナ感染者を検知する方法として有効性が認められていてると言い、被験者が検査機器に対して呼気を吹き込むことによって実施されて、費用は検査一件当たり約2万ルピア=1,4米ドル程で済むという。

当局はこれらの簡易検査キットの配布を島内の政府関係機関を手始めに、更に観光客の集まるアトラクション施設、生鮮品を取り扱う施設、大型商業施設等に広く設置する計画らしい。
そして、現在の発熱の有無による感染者検知方法に代わり、より効果的で効率的な感染者の早期発見に繋げたい考えだという。

”将来的に島内全ての公共施設に於いて、この検査キットを用いた検査体制を確立して感染者の早期発見に全力を尽くし、感染者が発見した場合は速やかにその個人を隔離出来るように期待されている” と別の政府関係者が述べている。

この検査施設は、近く最初にBadungエリアにある政府機関市庁舎内に於いて設置される予定であるとされている。
世界中で実施されてきた従来の発熱の有無の確認に頼る方法だけでは実効性に欠き、多くの感染者の検知漏れに繋がった可能性があるとされている。

この前代未聞のパンデミック2年目の現在、人類はその英知と協力体制により当初の予想を大幅に覆す非常な短期間に、極めて効果的なワクチン開発し接種開始に結び付けている。
その効果はどうやら95%を超えるという驚くべきものらしく、心配される副反応も今のところは許容範囲内であるらしい。

ウングライ・デンパサール国際空港出発階ホール。最後に此処を通過してから既に一年が過ぎてしまい。。

どうやら、やっと出口の光と方向性が見えてきた感がある。。
今となってはもう忘れかけたあの旅の想いや昂揚感。
巨大な国際空港内の喧騒や期待感。
エキゾチックな香りを纏い、足早に通り過ぎる異国の女性達。
非日常への憧れ。。
我々の愛して止まないそれらにありつけるのも、そう遠くは無いのかもしれない。。
今回はこれで済むのかもしれないな。。
そう、首尾よく感染を免れたなら。。
今回は。。