例年になく厳しく冷え込む一月の中旬の連休最終日。
広義で言えばクリスマス時期から果てしなく続く年末年始休暇の最終日でもある。
しかし、今年は緊急事態宣言の再発令と、時を同じくした豪雪寒波の襲来とも相成って屋内で長時間を過ごすことを余儀なくされている我々だが。。

連日報じられる増加傾向の新規感染者数と、想ったように減少しない野外の人出に不気味な予感がするのは私だけでは無かろう。

同様に海の向こうでも、各国がCovid-19の第3波に対して手を焼いているのが見てとれる。
私の第2の故郷バリ島の州政府がこの時期の来訪者数を36万6666人と発表し、州知事がそれに関連した談話を述べている。

”現在、島内の主要観光エリア内で注目するようなCovid-19新規感染者や、疑わしい症例を示す患者数の増加は認められていない。この時期に対象エリア内にて行われた調査によると、マスク着用率は96%、対人的距離の遵守指標は(どんな指標かはイマイチはっきりせず)92%にのぼっている”

”我々は、(文脈から察すると行政サイドを示していると想われる)Covid-19対策に於いて、なんとか無事にやり遂げたようだ。これにより国内住民と諸外国の信用を醸成し、以後に続く同島の観光産業と経済再建に繋げたい。。”

先週、インドネシア州政府は国内に設定したハイリスク・エリア(バリ島内では州都デンパサール、南部Badung地域が含まれる)に於ける活動制限を一段階強めている。(現時点では1月11日から25日迄の期間内で設定されている)

:関連記事 バリ島とジャワ島が1月11日より部分的ロックダウンへ

インドネシアでは、本日(1月11日)までに報告されているコロナウイルス感染者総数は77万9548名、死者数は2万3109名、回復者数は64万5746名となっている。

我が国でもようやく再発令された首都圏の緊急事態宣言。
政府や行政機関の首長たちは、”不要不急の外出をなるべく控えて”と、10ヶ月程前から繰り返して述べてきたフレーズを、再度、声高に叫んではいるが。。

しかし、同時にそのど真ん中の東京で屋内に5000人もの観客を入れ14日間も連続して格闘技の興行を開催しようとする判断には違和感を覚えてしまう。。
(しかも、出場予定の選手団からは2桁台の陽性者が出ているにもかかわらずだ)
そう、大相撲が国技なのは判るが。。
これをプロレスやボクシング? またはK1等の他種格闘技イベントに置き換えて考えると俄然、その違和感が増して感じるのは私だけでは無かろう。。

バリ島州政府の怪しげなマスク着用率調査とソーシャルディスタンス遵守率指標の結果に対する自画自賛なコメントにも苦笑する他ない。
一体、マスク着用率にどんな意味があるというのか?
大体、連休は先週終わったばかりで変化が起きるとすればこれからだろう。。
彼らの言う通り、バリ州政府のCovid-19対応が有益で有能だったことを願うばかりだ。
もうすぐその答えが明らかになる筈。。

同様に我が国政府の行政官、強いて言えば相撲協会についてもだ。。
全てはこれから数週間で明らかになるだろう。
良い方に期待が裏切られることを願うばかり。。
それと何とかこのウイルスから逃れられる事を祈るばかり。。
後でバリヒンヅーの神様にでも頼んでみるつもりだ。。