世界最大の群島国家のインドネシア。
東南アジアからメラネシアにかけて一万七千もの島々が点在している。
当然、移動は船舶か航空機になるがこのパンデミックを受けて、その移動にはコロナ無感染証明書が必要とされている。
地理的に海で隔てられていれば、陸続きの国家よるは感染の広がりを抑え易いのは道理だが。。
しかし、出来る物はナンでも偽造するのがインドネシアだ。

バリ島で、九月下旬から偽のコロナ無感染証明書をFacebookを介して販売していた2名が逮捕されたとのニュースが出たので短く紹介する。
バリ警察サウスデンパサール管区所長のFatwa Citra氏によると、この2名はジャワ島内を移動する際に必要な証明書をフォトショップで偽造し、一通あたり5万ルピア(邦貨で約400円)で、現在までに3通を売り上げていたという。

現在、インドネシア国内を移動するには、PCRスワブテストによりコロナ無感染を署名する必要がある。
しかし、裏を返せばそれは現時点での陰性を証明しさえすれば渡航できという事だ。

10月11日現在、インドネシア国内のコロナ感染者数は32万564名、死者数は1万1765名にのぼっている

僅か400円かける3通、邦貨1200円程のケチな企みが、社会に及ぼす影響たるや。。(続ける言葉もない、それだけ国民は切迫しているってことか?)

この2名の容疑者は、後にインドネシア国内法の公文書偽造により訴追され、最大禁錮6年の刑を受ける可能性があると結んでいる。

:参考記事 Fake Covid-19 free medical letters sold openly in Indonesian E-commerce site