インドネシアの有力英字紙に笑えた記事が載っていたので紹介する。
インドネシア共和国の現職の副大統領 M’ruf Amin氏 77歳と、日本のアダルトフィルム男優の徳田重男氏 86歳、それにインドネシアでアダルトフィルム愛好家を指すKakek(祖父の意)の画像のコラージュを作成してFacebook上に挙げた、北スマトラの男が当局に拘束されたとジャカルタポストに記事に載っている。

最初、Shigeo Tokudaという文字が目を惹いたので自前の生体メモリを検索するも、何もヒットしないので、続いてGoogle検索をしてみたところ。。
そして、出てきたのがこれ。。

超高齢AV男優か。。そんなカテゴリーがあることすら知らなかったが。。超少子高齢化の進む我が国ならではの職能なのだろうか? 凄い爺様だな!

記事によると10月2日にインドネシア国家警察の犯罪調査局の捜査員が、氏名Sulaiman Marpaungという男を、北スマトラのTanjungbalai city の男の自宅で逮捕したという。
画像は男が名乗る複数の名義で、複数のSNSプラットフォーム上に挙げられていて、ネット上で騒ぎをひき起こしていたという。

9月25日に地元のイスラム系のNPO青年組織団体がこの男を警察に告発し、今回の逮捕に至ったという。
最近、官民問わずイスラム保守系勢力の台頭が進むインドネシアでは、この手のアジェンダに対しては強硬な態度が執られることが多い。

(些細な肌の露出、不用意な言動、個人的なネット画像閲覧だけで問題化されかねず、それらが元で失脚する社会的地位の高い人物が後を絶たない)

この男の容疑では、インドネシアの電子決済情報関連の国内法第28条に抵触し、最大禁錮6年に値する可能性があるという。

この通り、ご老体に鞭打って勇ましいこと。。なんとも羨ましい限りだが。。

インドネシア国家警察のスポークスマンによると、今回、この男に適用される厳格な措置が、後の同様な違反行為に対する抑止力となると同時に、国民に対してSNSの無謀な使用に対して警告となることを望んでいると結んでいる。

一応、当の画像をネット上で探してみたものの、幸運には恵まれなかったことを此処に断っておこう。
最近になり、人工知能を駆使したディープ・フェイクポーンという仮想空間上の新手な問題への懸念も盛んに議論される中、国家警察の迅速な対応を引き出したコラージュ画像だ。
さぞかし見物だったに違いない。。

インドネシアと言えば、私が長く滞在するバリ島もその一部だが。。
言ってみれば、同島はあくまでもイスラムの大海に浮かぶ異端の島。。
宗教的、文化的、また政治的な戒律に対しては、かなり寛容な態度が執られている。
しかし、一歩島外に出ると話は大分変ってくる。。
それを忘れない様にした方が賢明だ。
特にジャワ島などはガチなイスラム色が隅々まで行き届いている様に想う。。
無用なトラブルや不要な関心を惹かぬようにしなければいけない。