タイ王国チョンブリ県パタヤ特別市。
インドシナ半島西岸、タイ湾東部沿岸部に広がる国際リゾート都市。
私個人がそのパタヤを第2、ないし第3の心の故郷(或いは終の棲み処か?)と決め、足蹴に通いだしかなりの時が過ぎている。

そのパタヤ市が今年に入り市政始まって以来、最大の苦境に陥っている。
その理由は勿論、コロナパンデミック。
一説によると市域の人口が50万人にも満たないパタヤに、直近の年度では年間1千万人を超える外国人と約7百万人の国内客が訪れ、世界で19番目の来訪者数を誇る都市だったという。
しかも、その数は未だに増えていて前年比35万人増を記録していたと聞く。

私の様なタイ・フリーク、とりわけパタヤに思い入れが強く、同時に人生の盛りをとうに過ぎたしがない壮年男にとって、数日前になんともショッキングなパタヤの現状報告記事を現地英字メディア上に見つけたので、それをそのまま挙げてみることにする。

引用元メディアの名称はPattaya News、長年にわたりパタヤのみならず、タイ国内関連ニュース等を精力的に発信している現地特化型の現地メディアだ。

: The Pattaya News はこちらから

The Pattaya Newsを巡っては、同じく現地日系メディア、邦人互助団体らしきパタヤ日本人会という組織がその邦訳を発信しているようだが、当サイトとは何らかかわりが無い事を此処に断っておく。

これ以上、私がここで多くを述べる必要はない。
以下の画像が充分にその役目を果たすだろう。。

ウオーキングストリートに近いビーチロードの様子。本来は慢性渋滞スポットで絶えず人や車で溢れているエリアなのだが。。既に廃業した店舗が連なるシャッター街に。。

オリジナル記事のキャプションによると、現地の外国人観光客向けに特化した店舗のほとんどすべては、その営業を停止しているという

市内の至る所に無数に有った両替商も同様、営業停止ではなく廃業している。これじゃ、再開しても。。。

同様に乱立気味であったコンビニも閉鎖されている。単なる営業休止なのか廃業なのかは判別はつかない

かなりの賑わいを見せていたウーキングストリートのロック・バーは廃業していて、店舗自体が売りに出されている

ウーキングストリートのサイモン・コンプレックスはパンデミック当初から閉鎖している

アラブ人街の8割はすでに閉鎖。その多くは廃業していると言われている

活況を呈していたウーキングストリートのタイ料理店舗は取り壊されている。影響は外国人向けビジネスだけでなく。。自国民向けビジネスにも。。

中国人観光客に続いて、台頭著しかったインド人観光客に人気のあったホテルも当然の如く。。再開のめどは全く無い。。

廃業したインド系レストランの数々。。これでは例え国が再開しても、事業自体は二度と再開されないだろう

国民的な娯楽の一つ、タイ・マッサージの店舗は跡形も無い。献身的にやってくれた彼女達は今頃どこに。。何処かで達者で居ることを願うばかりだ。。

パタヤ観光の目玉の一つワットプラヤイの大仏像。普段なら外国人参拝客で込み合うこの場所も現在はこの通り。ひっそりと静まり返る境内に地元民らしき姿が独り。 一体、何を祈るのか?

繁華街でとりわけ活況を見せていた大型ナイトクラブ群。営業再開が許可された直後に一時再開したが。。短時間で実情を察したのか? すぐにまた営業を停止している

韓国系GoGoも然り。。

ローカル向けマーケットもこの通り。。一匹の猫が寂しく。。見ていて思うのは兵どもの夢の跡か。。。

その2へ続く。。