6月1日から就航したタイの中堅LCCノックスクートを試してみることに。人気の日本-タイ路線日系を含め、中でも両国首都便は第一、第二首都空港ともに激戦区で選択肢が増えるのは一個人旅行者にとっては喜ばしい。最近じゃ好サービス、レガシーキャリアのタイ国際航空よりはやはりAA社、スクート等のLCC勢による頻発する圧倒的なプロモレートに抗うのは難しい。ちょっと前までは以遠権路線の米系人気フィックスオープンチケットなどをよく狙ってはいたが、買えること自体が少なく、高価な日付変更ペナルティー、シーロムオフィスでの変更手続き等、使い勝手も悪かった記憶が。。第三世界の4,5流航空会社ほど安くはないが6,7時間も空を飛ぶ交通機関で片道2万円以下なら納得だろう。いやだぞ、変に安いのは。。で買ってみたらこんな感じで。

成田に余裕の出発3時間以上前に到着して驚きの長蛇の列。しかもタイ人ばかり。

たまらず、カウンターでどういうことか聞いてみたら、当社はweb-checkin,Baggage drop 等のシステムを採用してなく、近い将来も採用の予定は現時点ではないとのご返事。ついでにHP自体が激重で初期のAA社が想いだされる。。大体、ちょっと前まではどこもなかったからな、動揺してはいけない、がまん我慢。さすがに我が国のスタッフ、仰天の長蛇の列でもさほど時間を要せずにすんなり捌かれる。しかし以後、注意が必要でしょう。機材はB-777この中距離路線によく使われる機体で、座席は多少ゆったりできる最後尾の5列付近を選択し、具体的には最後尾74H通路側、真後ろがクルーシートで未使用時に自分が立っていられる。LCCとはいえ個人的には問題ないシートピッチでレッグスペースはこの通り。この路線はスクートのB-787と同様、LCCは狭くて不快とは必ずしも言い切れないのが魅力をさらに引き立てる気がする。

 

機内はこんな感じで極めて普通で、6時間ならそっけないサービスも何のその。変わったことといえば機内でのシム販売。最近我が国でも増えてきたシムフリー端末ユーザー、毎回空港到着ロビーで疲れた体と頭で急かされるように端末セットアップ、シム購入をするのだがどうせ暇な機内で自分でできるのはアリかも知れない。今回は機内価格かと思い購入を躊躇ったが到着時に提示され購入した価格と同じだった。ノックスクートはセコイまねはしないらしい、お利口だ。

ルーティーン化したバンコク帰国便なのでさして退屈するわけでもないが、飲み物、映画もあればもっと快適なのは当然。しかし、上手に購入できればLCC3社は侮れない。現時点で、サービス内容は各社似たり寄ったりだがスケジュール、機内wifi等の付加サービスでの差別化に期待したいところだ。