3月期に最初のCovid-19の感染の拡がりを経験、一日あたりの新規感染者数が3桁台に達していたマレーシア。
それでも国民のマスク着用は自己裁量に任されていたが。。。
それも終わりを迎えるようだ。
マレーシアの国防長官は言う。
当時のその措置はマスク供給が世界的に不安定だった状態を鑑み、特に自国内の低所得者層への財政上のストレスを考えた結果だったという。
特にCovid-19の感染メカニズムの知見が現在ほど判っていなかった当時、着用するマスクは最低一日に一度の交換が必要だとしても充分な供給体制には程遠く、慢性的な品薄で価格は高騰して義務化は現実的ではないと判断するに至ったのだという。
それから4ヶ月が過ぎた現在。
感染拡大の第2波と同時に国内の警戒感の薄れもあり、国内の公共の場でのマスク着用を義務化するに段階に至ったと。。
フェイスマスク着用は公共交通機関、または大勢の集まる公共の場所で義務化とされ、従わない場合罰則が科されるとされる。
法制化され施行されるのは8月1日からで、不着用の場合は235米ドル相当の罰金が科される。
同時に国内で販売されるマスク価格の上限を下げる措置を行う。
この措置は8月15日から適用され、マスク一枚当たりの価格が1.20リンギットを超えてはいけないとされる。(現在の価格上限は1.50リンギット≒約40円程)
マレーシア衛生省の発表によると昨日の新規感染者数は9名。
特に公共交通機関の利用時の社会的距離の取り方にやや弛緩が見られるという。
尚、国内の累積感染者数は8848名、死者数は123名となっている。
非常に限定されているとは言え、東南アジアの国々も入国規制の緩和措置が執られ始めている。
来訪予定の人は現地のCovid-19感染法制を今一度、確認する方が良いだろう。