コロナウイルス騒ぎが始まって6カ月近くが過ぎた。
この半年間、常に頭の中にCovid-19の関連情報が占めていた。
加えて街には不安が漂い、心には疑心暗鬼の念が蠢き、手はアルコールに濡れ、そして顔にはこの忌々しいマスク。。
これで終わりではない、、その後に関する気になった記事を目にしたので紹介する。

引用元 The Thaiger.com

そして海は使い捨てマスクで溢れるか。。。
手軽で安価な、文字通り使い捨てだ。
アイテム的に汚れやすく顔面に接する物なので、少し使って汚れたら後は棄てるだけ。
マスク着用の防護効果も明確ではない中、その着用が世界中で殆ど義務化され、2003年のSARSに続いてまたもや空前のマスク品薄のパニック状態。
そのマスクパニックに呼応するように世界中がマスクの大増産体制に。
しかし、そのマスク狂騒曲はまだ終わらない。

最近、生産体制が追い付いたのか?
ようやくマスク品薄状態は脱したようだ。
中国だけで月産30億枚か、それとも50億枚程?
大層な数字だが、中国の人民が各自で一ヶ月に数枚を消費すればまた品切れだ。
駄目だ! もっと継続して作り続けなければ。
そしてこれが世界中で繰り返される。。
一体、あと何枚が作られて、そして捨てられるのか?

市場の裏に突如、目にしたごみ集積場。見た目もさることながら、その臭気にはたじろぐ他ない。新たにここにマスク等が加わるって寸法だ。。。Badung Market Denpasar 

恐ろしいことにこれに他の防護アイテムが加わる。
例えば使い捨て手袋。
御存知の通り、この惑星の殆どの霊長類には手が二つときている。
これで単純に倍数がかけられる。。

最近読んだある記事では、海洋汚染プラスティックの7割は東南アジア国々とインドと中国が排出しているとあった。  画像はインドネシアの沿岸部で撮影された有名なショット

記事のよると、既に地中海に流入したマスクはそこに生息しているクラゲ類よりも多い可能性が指摘されているという。
海洋汚染の総合デパートがひしめく東南アジアでは状況はさらに深刻。
当地の海洋汚染環境問題を取り扱うNGOの代表者によると、我々はもうすぐ腹にマスクが一杯詰まったイルカやクジラの死骸を見ることになるだろうと警告しているという。

バリ島で見つけた我々の言うゴミの最終処分場。これについて先進国出身者の私が上から目線で何かを言うつもりはない。最後は見えない山奥にぶちまけるだけだが、最近は彼らもごみ収集サービスを始めている。我々のように地中に埋めて見えない物に蓋をする我々と本質的には変わらない

今日も付けていたマスク。。
梅雨入り目前で蒸し暑く、雨も降っているのですっかり湿ってしまった。
明日はまた清潔で新しいものに変えるつもりだ。
マスクの性能品質にこだわるのは結構だが、同時に用済みになったマスクの取り扱いにも注意を向けたいものだ。
感染防護も良いが、環境保護も疎かにするべきではないと想う。
両者とも我々にとって等しく危険な事には変わりない。

バリ島内で行われているゴミ収集サービス。幹線沿いや富裕層の住むエリアを中心に巡回し、手荒にかき集めて去ってゆく。