感染者の減少が進む一部の国々で徐々に経済活動再開の動きが始まっている。
昨夜目にした、私の関係する地域のバリ島関連の気になったニュースをサッと伝えてみよう。

インドネシアの主要英字系新聞の記事によると、バリ島州当局が今月28日から、空路で入境するすべての者と航空運送事業者に対して、航空機搭乗前に事前の健康証明書(Covit-19無感染証明書)の取得と、ウングライ・デンパサール国際空港に到着後にPCR検査を受けることを義務とする措置を施行するらしい。

事前の検査で無感染を確認後、空港到着時にバリのCovit-19タスクフォースが、再度、スワブテストで無感染を確認するとある。
何人もこれに従うことを強制され、到着時に証明書を提示できない者には罰則制裁が科されるとある。

但し、当地ウングライ空港で短時間の乗継便に乗務するフライトアテンダントは例外。

そして到着時の検査結果は、少なくともその後、7日間は有効とされる。
同時に州当局が運営するサイトを通して事前登録を行い、その際に発行されるQRコードを航空券購入時に提示する事とある。(https://cekdiri.baliprov.go.id こちらへ)

なにやら複雑で面倒な措置が施行されることになったようだ。
こんな措置が意図するところは、簡潔にいえば入境者の数的抑制に尽きる。
緊急性のない来訪を控えさせるための措置であると書いてある。
観光の様な入境は、状況が許すまで控えるようにというお達しらしい。

海岸に立ち入ることも禁止されている。日光浴や波乗りは固く禁止、通行もできないらしい

バリ島に入境する者の大多数は空路を介して入境するが、海路入境者はこの限りではないとある。
海路入境者は事前に公的機関の発行した無感染証明書の提出でよいという。

先日、別の地元ニュースでは、使いまわされた偽書類がバリ島西部の海港で当局によって押収されたとのニュースもある。。
インドネシアを知る人なら分る筈。全ての書類と役職には裏があるのだ!驚くことは無い。。笑

まあ、敬虔な波乗り修行僧でもある私には、何とも気落ちする知らせだ。
先進国では、徐々に正常化の動きが加速してきている最近。。
上手くいけば、ジリ貧のバリはもうすぐ再開か? と淡い期待を抱いてはいたが。。
リソースの限られる第三世界では、やはり別の時間軸で物事が進むらしい。

世界的な波乗りのメッカバリ島だが。。私が恐れているのは、他の多くの領域で試行されている実効上の人数制限だ。万が一、そんなものが実施されたなら。。想像すらしたくない!

この分じゃバリ島への帰還は相当先になるのは必至だ。
優に半年から、一年近くは間隔があいてしまう。
現地に保管してある生活用具一式、波乗り修行道具一式のコンディションが懸念される。(高温多湿な環境なので、黴だらけになるのは決定的だ 汗)
そして何よりも自身の修行僧としての信仰心にとっても危機である。。
それに加え、年齢を考えれば体力的な要素などは言うに及ばず。。
あわよくば信仰心は維持できたとしても、再起動は簡単ではないだろう。。

バリ島はこれから乾期に入り、例年なら狂乱のハイシーズンを迎える。半世紀前から波乗りのメッカである当地には、世界中から腕に自信のある老若男女が多数しのぎを削りに来る。時にビーチはサーフボードとビキニと熱気に溢れて足の踏み場もなくなる

この試練も修行のうちなのか?
全く、恨めしいことこの上ない。。
この恨みは何処に向ければ良いのだろうか?
Covit-19ウイルス? 武漢の海鮮市場なのか? それとも中国共産党? はては習近平国家主席なのか?
とにかく、一日も早い正常化を待つばかりだ。