現在のパタヤの様子 緊急指令 至急微笑みの国を脱出せよ その1より続き
想像するに、今回の騒動を受けて再起動したタイ国際航空のパタヤのチケッティング・オフィスだが、それをもってしてもこの急需要には充分ではない。
とても出国前日に3時間なんて悠長に待っていられない。
その前にこの不穏な胸騒ぎを鎮めなければ。。
急いで自室に戻りPCを起動する。
タイ国際航空のHPからロイヤルオーキッド・プラスマイレージアカウント、個人予約情報にアクセスして掘り下げて行く。。
同時に紐づけされたメールボックスも絶えず確認する。
すると。。有った何やら不穏な赤い三角のアイコンが付いた警告メッセージが。。
予感が確信に変わる。。
私の長い海外滞在キャリアの中で、一週間で2度の運航停止は初めてだ。
しかも同一ルートで。。
それだけ今回のケースの緊急性、逼迫度が高いってことだろう。
この時点で、頭をサバイバルモードに切り替える。
タイ国際航空の事は一先ず後回し。。
すかさず、バンコク―日本行きの便を物色開始。。
先にJALを調べると。。芳しくない。。。
片道19万ってなんだよ? 今じゃ1万9千円でも高いのに!
次にANAで試すと。。。
出た! 8万1千円で。。プレミアム・エコノミークラスだと言う。。
これこそリアルな椅子取り合戦で迷っている暇はない。。
迷わず即お買い上げ。。
時を同じくしてツイッターなどで、遂にタイ政府より国家非常事態宣言が発令されるとの情報が流れ始める。。
なんだよ! 先日のスクートの運航停止の時から3月25日から4月の初旬までの予約が取れない表示になっていたのは、これに端を発していたに違いない。。
きっと下層庶民に知らせるのは最後になってからなのだろう。。
それから暫くしてメディアなどで届いたニュースが。。
2度ある事は3度あるかも知れないが、7万を超えると言う在留邦人数を持つタイ王国と日本を結ぶ路線を運航する日系キャリア自身の社会的責任感に賭けるしかないのか。。
同時に即時性の高いツイッターなどに、邦人のタイ国際航空予約客による悲鳴が次々に入り始める。
後日談になるが、その悲鳴は翌日の非常事態宣言の発布直前まで続いていた。
なんだよ! このドタキャンは!タイ国際航空よ?
一体、何故、通知がそんなに遅いのだ?
まあ良い、怒ってもすねても意味はない。
更なる問題はないかとしばし黙考する。
非常事態宣言発令なら国内移動にも制限がかけられるかもしれない。。
空港までの移動手段も、ちゃんと確保しておかないと安心できない。。
よってパタヤ・北バルターミナルへ急ぎ、様子を確認することに。
幸い、明日の空港行バスは運航する予定だと言うので、その場で予約して席を確保。。
訊いてみると運航当事者も手探りの様子で、その都度、出来る範囲で判断しているとのことだ。(行政当局の命令には従う他ないのは、何処の国でも同様だ)
仮に首尾よくタイを出国できたとしても、次は日本入国時の懸念が付きまとう。
ヨーロッパからの帰国者のように隔離措置が執られる可能性は高い。
全ての先進国で爆発的感染が起きているのだ、何事も緩やかな東南アジアで起きないわけがない。(というか、何故まだ東南アジアで拡がっていないのか? 胡散臭い話だ)
やれやれ、、気が休まる時がない。。これもパタヤ修行のうちなのか?
とりあえず出来ることは全てやったので後は野となれ山となれだ。
まな板の上の鯉の気分でその場を後に。。
そして暫く見納めになるであろうパタヤの最後の夜を楽しみにソイブッカオへ腹ごしらえに向かう。
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