当局からの閉鎖命令の発出二日目の本日。
午前中、街を見て回った限りでは特別、普段と比べて目につくことは少ない。
違うことと言えば、もう慣れてしまった感のある交通量の圧倒的な減少と団体アジア人観光客の消失くらいか。
街は十年ぶり位に再度、ファランの手に戻っている。。
昨夜、街の主要エリアを一通り見て回ったので判った範囲でリポートしてみよう。

先ず、パタヤのアイコンWalking Streetは店の大小を問わず、娯楽産業は完全に閉鎖。
パタヤは言わずと知れた世界の目が絶えず注がれ、何かあれば直ぐに吊るしあげられる東洋ーの歓楽街。
当局も、パンデミック対応で、先ず、此処をちゃんとしなければ面目は立たないのだろう。。
警官や行政官らしき人達が詰めていた他は、冷やかしの観光客か、私のような惨状を見に来た慣れた在住者の姿がチラホラ程度。

いつまで続くのか? これではこの産業自体が長くはもたないだろう。。前回、この様な閉鎖が続いたのは前国王崩御に伴う営業自粛期間以来か。。

昨日、午後9時頃のWalking Street。飲食店は辛うじて営業しているが、これでは開けるだけ赤字が積み重なるだけであろう。。

次にパタヤ沈没ライフの総本山ソイブッカオエリアはというと。。
この地は健在だ!
元々、沈没系ライフ全体に対応して栄えてきたエリアだ。
娯楽産業を中心にして、そこから派生した生活関連全般のニーズに応えている。
よってそれらの他業種は閉鎖命令の対象外なのであろう。

例え本業種が閉鎖しても、したたかに水面下で個人営業を続けるだけだ。。店舗営業の割合が減るだけ。。タイ国民よ!あっぱれだ!

閉鎖命令発出初日の昨日は見受けられなかったが、二日目の今日は街を闊歩する臨戦態勢の嬢達の姿が目立ってきた。生活が懸かっている、対応が早く流石だね!

町全体の雰囲気はというと。。
行き場を失くした堕落ファラン達が右往左往ってのが妥当なところだろう。。
元からそんなにやることのない彼らだ。。
店が開いていようとなかろうと、今日もただビールを飲むだけ。

街中がボーっとこんな感じ。。店側も客側も様子を見ているってところか。。

要するに店を開けなきゃいんでしょ? それなら形を変えて営業するまでだ。。まさに営業活動中か。。

次に覗いたのは魔境ソイ・チャイヤプーン。
此処も活きている。。。
シャッターを半分だけ閉じて半開き状態。。
閉めろったってその後に行き場がない彼らだ。
それなら現場に留まり営業するだけだ。。

半営業の店舗と様子見で歩行偵察を決め込むファラン達の動きが結構活発

サービスは勿論可能、新型ウイルスであろうとなんだろうと。。我々だって何とかして毒を吐き出す必要があるのだ! それはいつでも変わらない

次に覗いたのは、ソイ・ハニー。。
普段から直球ストレート勝負なこの通り。。
この公衆衛生上の危機を鑑みれば、廉価低価格路線の超濃厚接触が売り、比較的小規模な店舗で多数な従業員数、回転率高めのこの営業スタイルこそ閉めないと。。
やってちゃまずいよ!いくら何でも。。
本当にクラスターになりそうな、、ここはもぬけの殻だ。

ソイハニーの通称マッサージ通り。。此処こそ開いてちゃマズいだろうってことで、勿論閉鎖している

大体、何処もこんな感じ。
様子見の半営業ってところ。
営業規模が大きい所はやはり難しいのだろう、お達し通りに張り紙を出し、営業停止を告げている。

トニーズジム ソイ・ブッカオもこの通り。。通達通りに閉めています。

スローダウンしたソイブッカオだが、そう急には止まれないファランの若者は炎天下にもかかわらず、独りでスマホ相手に奮闘していた。男性ホルモンがそうさせるのか? 羨ましい限りだ

まとめると、街は機能している。。
飲食店関連も通常通り開いている。
しかし、これが長期化するとなると。。
事業だって生き物だ。。
航空産業と同じく、、存在しているだけで代謝分の経費は掛かるのだ。。
見合った実入りがないと継続は難しいのだろう。。

生活消費財を販売する店舗は普通だ。。。消毒剤なども普通に手に入る。。先進国の様なおかしなことにはなっていない。。大らかな国民性が幸いしているのだろうか? トイレットペーパー騒ぎ? どっかの国民みたいに自分本位にキッチンペーパーを使うなよ! 排水汚水処理の観点からはハルマゲドンだろう。タイスタイルのウーターガンなんて本当に理にかなっていると想うのだが。。

昨夜、見て回った街の様子は、You Tube チャンネルに挙げてあるので興味がある人はそちらへどうぞ。

恐らく、今晩も街の偵察に出向くつもりだ。
旅行勧告も出ていることなので、この時期にわざわざパタヤ巡業を決め込む様な、熱烈な修行僧は多くは無いと想うが。
もし、そのような敬虔な修行をお考えの場合、パタヤ山は依然として修行可能だ。。
それを臨むのなら来ればよいのではなかろうか?