兼ねてから興味のあったエアーアジアアセアンパス、言ってみればエアーアジアの周遊券を今回、実際に購入してみることに。今回は通常利用のソシアルビザでなく観光ビザでインドネシアに入国し、お約束のビザランでバリ島滞在延長を目論んでいる。その予定時期は狂乱の乾季真っただ中で、当地向けの航空券の価格はうなぎのぼり、残席も時期によっては争奪戦に。まあ、航空会社を選ばなければそんなに厳しいものではないが、昨今の新興国からの来訪観光客数を見ると油断できない。ハイシーズンに出入りすれば相応の出費を覚悟せねばならない。 (下は地域の一大ハブ空港KLIA2に着陸したところ。)

早速、これもお約束の小さな裏技の一つ、決済通貨をマレーシア通貨リンギットで決済で購入してみる。なぜか、888myr=24417jpy.. 決済通貨が日本円だと32000jpyと出て、他の通貨でも大体この価格に近い。なんでか、最近のマレーシア通貨の一人負けパフォーマンスの為か? 後日、実際の請求額は多少増えるだろうが8000円の開きがある。それでも何らかのアドヴァンテージが期待できると目論んでみる。(後日談、実際のカード請求額は25000円ちょっとだったのでこの手は本当に有効だ。)

そして一番の懸案事項である実際の予約物色をやってみた。アセアンパス購入前でもこの作業はできるが表示されるのは、体のいい全便予約可能の表示ばかり。しかし、他レビューを読んでみるとどうも胡散臭い感じも拭えずに、数年購入を避けてきたのだが。。それで実際やってみて予想は的中し唖然とする。経路、日付を替え試してみるも、地域の大ハブ空港のAA社本拠地KLIA2での単純乗り継ぎもままならずに、一泊を強いられる表示に。大体、繁盛ルートのDPS-KLーBKKでさえ表示される便数がわずか1,2便、各セクターで少なくとも一日に4,5便以上あるだろ!どうゆうことだAirAsia? (下は首都KLの繁華街ブキットビンタン中心部。)

30日間、60日間の有効期間で各10,20クレジット=乗れる信用性を購入させたんじゃなかったのか? しかも各予約フライト決済時に上乗せされる諸経費が結構な額で、余計な航程が増えれば必然的に総支払額が上がっていく。じゃ、最初に払った周遊券としての払い込み額はなんだったのか?と自然な疑問がわくのも仕方ない。後で同時期、同経路のフライトを個別決済した場合の総経費と今回のアセアンパス利用時の総経費と対比して考察してみるとしよう。

まるでユーザーの第一希望を最初から拒否し、その後の妥協案も可能な限り跳ねつけるように決まっているかと勘繰りたくなる具合。バリ島、タイ間の移動なんかで経由地1泊なんかしてられるかい! KL自体は嫌いではない都市だがあくまでも訪問を望んだ時と場合で、時間も資金も有限な一般人からすれば無用の滞在はなるべく避けたいところ。はては官民挙げての陰謀か?とりあえず、直近のルートだけ入れてはみたが、後の最盛期の一時出国には頭痛の種になりそう。往路に久々のKL滞在を2泊、今回は許してやろうKLよ、泊まってやるよ。文句を言いつつも、すかさず現在の夜の現地情報検索し始めるのはご愛敬だが。どうなっているのかな最近の彼の地は。

取り扱い旅客数5億人突破のAA社を筆頭に、LCC激戦区の東南アジア地区、近年のKL空港の混雑は悪化の一途で、トランジット時にFlyThuサービス適用以外のルートでの2,5時間の接続乗り継ぎでは毎回、結構、焦る羽目になってきてる。到着時の入国手続き、そのあとの再出国手続きが大行列になっていた場合、皆さん遠慮なく手を挙げて付近の職員に助けを求めましょうね。律儀に並んで待ってて乗り遅れてはいけない、free-wifiも飛んでるし搭乗券を見せれば職員が開いているブースなり、外交官レーン、fastトラックなり、驚愕の150人ゴボウ抜き強制ねじ込みなりを快くやってくれます。これはどこの空港でもやってみる価値はあるのでは。。AAカスタマーサービスにエアーアジアの最小推奨乗り継ぎ時間は2時間って聞いてはいても、広大なKLIA2では移動時間も入れれば3時間でも時として心もとなく、到着時に乗り継ぎ客用ブースにて誘導援助を期待できるflythu客でない限りつれない扱い。無用な心配、トラブルを避けるためにもスケジュールは、常に余裕を持たせたいところだ。

もう一つのKL利用の良いところは免税店の酒類の価格が安価なところ。まあ、自分の好みのラムだけかもしれないが、近隣諸国に比べて概して安い価格設定。同様のイスラム大国の隣国インドネシアでは、こうはいかない。。ここで注意したいのが、またflythu以外の乗り継ぎ客として到着した場合に到着エリアで、一旦、到着客として免税店で酒類を買うと、そのすぐ後の再出国時に搭乗手続きで没収されそうになること。購入時に職員に聞くと大丈夫だというが 必ずしもそうではないことがこれまでに数度。。ここでも無用のトラブルを避けるために出国時の免税店で購入しましょう。交渉の結果、許してもらえたが、次回は到着ターミナルの免税店で申し出れば適切な処置がなされるとのことだが、それ以後、一切その説明はされたことがない。どうやら当該部署間の連携に問題があるよう。まあ、アジアではおなじみの些細なトラブルだけど。最近の外国要人暗殺事件が起きたまさに同じ場所であるがゆえに一旅行者としては無難にクリアしたいもの。(下は到着フロアでのDuty Free shop,乗り継ぎの場合は注意が必要だ。)

9年間連続でWorld Best LCCとして頑張ってるAA社で有名なマレーシア、、ところどころに詰めの甘さが散見されるのは、2020年までの先進国入りを目指してはいるが、まだ道半ばの同国の立ち位置を表しているのではないだろうか。前代未聞、未だ発見に至らない失踪フラッグキャリア民間機、ほぼ、同時期に紛争地上空での、これまた同国フラッグキャリア商業運航機の撃墜事件、国際空港内での要人暗殺、、空港でのスーツケースこじ開け事例の多発、まあ、いろいろあるが日本人にとって毎年、住みやすい国の一つに数えられるマレーシアよ、もっと頑張ってくれ! 改善を期待したい。